白雪姫。(コント) | 吉川晃司に似た女。

白雪姫。(コント)

王妃:鏡よ鏡~鏡さん。この世で、一番美しいのはだ~れ?


鏡:ああ~ん? ヒック!毎回、毎回、しょーもない事聞くなドアホ!


王妃:失礼ね!
何か酒臭いわよ。あんた~酔っぱらってるわね?


鏡:鏡が芋焼酎飲んだらあかんのか!ゲフッ。
お前みたいな男日照りの後家(ごけ)ばばぁの相手をするには、飲まずにおれんのじゃボケ!


王妃:キィィィ~なんちゅう失礼な…
この世で一番美しいのは誰なのよ!サッサと答えなさい!


鏡:そんなもん、白雪姫に決まっとるやないけぇ!
あのムチムチの体…
たまらんなぁ…。
ワシが鏡やなかったら、今頃手込めにしてヒィヒィ言わし…


王妃:じゃかあしい!
これ童話でしょ? 童話で男日照りの後家とか手込めなんてセリフはマズイでしょ!


鏡:童話やと?勝手に決めつけんなクソばばぁ!
白雪姫っちゅう物語は、鏡とお姫様がハードプレイを繰り広げるポルノ小説じゃ!


王妃:なんでやねん!
誰が読むねんそんなモン!しかし…この世で一番美しいのは白雪姫か…何とかしないと…


鏡:あんたが白雪姫に毒入りリンゴを食わせて毒殺したらええやないか。
でも、白馬に乗った王子様が現れ、王子様が白雪姫にキスをして、生き返ってまうんやけどなぁ~


王妃:ベラベラとストーリーをしゃべるなボケ!
ノッケから物語の筋書きがわかったら台無しやないか!


鏡:ホンなら登場人物とかストーリーを変えたれや!


王妃:何やねん?登場人物とかストーリーを変えるって?


鏡:まず、白馬に乗った王子様を………ガンダムに乗ったフルチンのガッツ石松に変える。


王妃:変わりすぎやろ!
どんなの話やねん!


鏡:まぁまぁ黙って聞けや。
死んでたはずの白雪姫の顔に、ガッツ石松がチンコを押し付けると…生き返る。


王妃:汚ねぇな!
全然、メルヘンやない!


鏡:ほんで、目を覚ました白雪姫が、いきなりガッツ石松に飛び蹴りして、倒れたガッツ石松に馬乗りになってガンガン頭突きをする。


王妃:どんだけ凶暴な白雪姫やねん!
そんな白雪姫はいねえよ!


鏡:顔にチンコ押し付けられたんやで?正当防衛やがな。


王妃:やり過ぎや!


鏡:そして、白雪姫は傷害容疑で逮捕される。
物語の舞台は~裁判所、つまり法廷に移る。


王妃:だから、何の話やねん!


鏡:裁判の焦点は正当防衛が成立するかどうか…
白雪姫と検察との駆け引きが始まる…


王妃:完全に童話じゃねぇだろ!白雪姫じゃねぇのかよ!


鏡:白雪姫やない。タイトルは「シラ切り姫」や。


王妃:もうええわ!


おしまい。m(__)m