上辺だけを撫でた性行為が紙面を飾り
わたしの喉は渇きを知らないまま痙攣を続ける

壱、陶酔だけの彼がねむる
弐、壁の落書きが喚いている
参、彼女は自称アーティスト

骨が砕けそうなほどの感嘆が
身ぐるみを剥がされた赤色で
勝手にひとりで絶望しては鳴いている

掛け算すら満足に出来ない彼らの
削りとられたラストネームの由来

倒れ込んだ床の上には三面記事
最上級に不埒なのはわたしか貴方か
隠蔽されながら真相を嗅ぎ回っては

また同じ場所で出会ってしまう
堂々巡りのマスターベーション