―自己満足を大事に切り取ったところで風化し腐ればやはり不合理にしかならない―



僕は左脳で過去を
右脳で未来を視ることができるから
本当はそれを知っている

ただ幼稚な子供のように
目の前の積み木を組み上げ
そして崩す行為に夢中なのだ

幼児のそれと違うのは頭の中の積み木が崩れる度摩擦で擦り減るのは僕の理性だと言うこと

しかし脳内の積み木の出来栄えに
自分は生れつき天性の才能の持ち主なのだと強く確信する

ただ誰も僕の才能を理解出来ない
理由は創造された瞬間傲慢に壊される否、崩されてしまうから

その創造のあまりの美しさに恐怖を覚えるのだ
私は此処(脳)から帰れなくなる

そしてもうこれ以上はなにも作れなくなる


そうやって
繰り返し繰り返し睦言のような積み木崩しを営んでいる

私が聞かれて嫌なことは「楽しいのか?」と言ふ質問



義務を感じ
それを以って尚お飾りで正当化しようとし

私は悩み、そして嘔吐感に呼応するように
今ほらあなたの目に映る文字を綴るのです





文字と嘔吐が積み木を崩す