萎れた花雪が溶けずに凍って
身体はもう為す術を知らぬので
途方に暮れた思いが燃え
さざめく無情に寄りかかれど
、夢のまま

本能以外の身が漂白に変わって
総てが光で出来ているので
この眼では何一つ視えず
流るる粒を堪え切れど
、夢のまま

日向の後ろで雨の音と赤に染まる
俗な背景は
まるで指先から響く
悲劇の愛しさ伝うような闇
逃れられないのです

影響された憂いの感性に
ただ似通う身を焦がすだけなので
服従することを厭わず
真実に両手を託せど
、夢のなか

哀しい痛みを霞は黙って見ている
炎はやがて燻ぶると
奇妙に惑わし
眠れぬ朝に委ねてしまう
闇まで 闇まで

鏡に打つけた破片が破片となって
縛り上げるほど突き刺す
癒えない理由など
既にここには無い日々でしょう
咎められないのです

消耗していくあの頃ゆめ
ここにひとつとして本当はあるの?
届かぬ儚い気持ちなら
自ら慰めてあげよう
、夢のまま