昨夜は少し残業だったけど状況は良さそうだったので男鹿まで
ポイントはオープンなエリア、どこで魚が出るのか分からないのでパーっと撃ちながら移動を繰り返す
先端まで撃ち切り、戻りながら撃っている途中、うっすら見えるシルエットとキャスト音
「誰か来ている!」
邪魔にならない様に離れた所で立ち止まりキャストをしていると
ガツガツした感触と共にストリームシーカーが引ったくられる
ゴンゴン持って行くこの感じは
「真鯛だ!」
バラさない様に慎重に時には強引に寄せて来る
足元まで来た魚にライトを照らし一気に岩の上にずり上げる
波打ち際から7〜8m位下がり写真撮影
結構な大きさだったのでメジャーを当ててみる
慌てて振り返ると隣にいたアングラーは僕の釣った立ち位置ピタリでキャストをしている
魚を釣って直前まで楽しい気持ちだったたのに急に怒りが込み上げて来る
男鹿名物ナマハゲを披露したい気持ちをグッと抑え近くに寄り聞いてみる
俺「なんでここに入ったの?」
相手「…」
なんかモジモジしている
俺「今ここで魚が釣れて処理していたんですけど…」
相手「すいません気が付きませんでした」
遠くまで見通せるオープンなエリア、暗闇でライトが点くと否応なしにそちらに目が行く、釣れたのに気が付かない訳はない
隣の人に魚が釣れたのでその場所をパクリに来たのは誰にでも分かる
万が一釣れたのが分からなかったとしても立ち位置は無数にあり、そこでやってた人がちょっと後ろに下がって背を向けてモゾモゾしている隙にそこにピンポイントで入るなんてあり得ない
様子を伺いそれでもやり続けようとするならナマハゲをお見舞いしよう思ったその時
相手「奥行ってもいいですか?」
俺「どうぞ」
何事も無かった様にキャストは開始出来ましたがモヤモヤは収まらない
一匹の価値がとても大きいと感じる今シーズンの男鹿の磯場、どんな事をしても1本出したい気持ちは分かる、それは男鹿の磯に来た事がある人なら皆分かる事、でも
「アングラーとしてのプライドは何処に行ったのだろうか?」
初心者は来ない様なこんな厳しい時期と場所にコジキみたいな人もいるもんだとちょっとがっかりしながら帰宅しました。