満月の次の日の日中は全然釣れない…


それに気付いたのはもう10年以上も前だろうか…


その時から満月の時にボートで狙ったらどんだけ釣れるんだろう?


「いつかは出港したい」


ずっとそう思い続けていた


ポイントまではそれなりに距離もあるので安全第一で考えると条件としては


・満月

・晴れの日

・ベタ凪

・休日の前日

・仕事の残業無し

・一緒に行ってくれる相方(直前まで誘えないので先月はこれでつまずいた)


2ヶ月も無いティップランシーズンにこれらが重なる事はごく稀


先週末の金曜日は雨のち曇り以外はピタリと条件が当てはまる

けど何十回も天気予報を見ても曇りマークはなくならない


そんな仕事終わりの夕方に空を暫く見上げながら考える


「少し曇ってるけど雲も少ないし行けるんじゃない?」  


土曜日に他の人が乗る予定もないし行っちゃおうかな?


S先輩にも相談し出港が決定する




20時過ぎ、船着き場に集合し薄い雲には隠れてるけど明るい月明かりに照らされながらポイントへ向かう



こんな時は何処にイカがいるのか分からないのでいつもいる場所を撃ちながら移動を繰り返す



「何処も全く反応がない」



時間は24時位になっただろうか?


未だにイカを1杯も見つけられず迷走を続ける




こんな夜中まで付き合わせたS先輩には申し訳ない




S先輩は言ってくれる


「釣れなくても俺も1回は満月の日にやってみたかった」

 

「初めての試みだもの釣れなくて当然」


優しく声を掛けてくれる😭


船長としてはそんな言葉に救われる



でも絶対何処かに居るはず…



浅い場所や深い場所に加え表層までシャクリあげてもなかなか答えは見つからない



「無理かも…」



諦めかけた頃にティップが跳ね上げられる





(写ってませんがエギの重さが30㌘あります)

急に釣れたデカイカに2人のテンションは一気に上る




居場所と釣り方が分かったのなら話は早い


釣れてる内は何回も上がり直し、釣れなくなったらGPSで同じ様な地形を見つけ出しそこを通る様に流すだけ



デカイカと22〜23㌢位のミドルサイズに加え

生まれたてのサイズが1杯だけ

明るくなるまでシャクリまくり


期待の朝マズメにデカイカをバンバン釣りあげるS先輩


暗いうちは表情が見えなかったけど朝日に照らされて満面の笑みで掛けたイカを寄せて来ている

俺「随分楽しそうだすね?」

s先輩「こんなにデカイの連発する時ないもの」

ニコニコしながら答えるS先輩を見ていると




来て良かった…
本当にそう思える



僕も数杯連発して終了しました


僕は13杯のリリース1杯でS先輩は17杯のリリース2杯と流石の釣果、2人で30杯なら初の試みとしては頑張った方かな


満月パワーで行けば簡単に釣れると思っていたけど動き回っているからか居場所を特定するのにメチャクチャ時間が掛かってしまった


次回の満月で狙えるのは来年になると思いますがもう少しイカが小さい内に数釣りをしてみたい




仕事が終わってそのまま朝までやったので疲労感はタップリ

お家に帰りお風呂に入ってから美味しいレモンサワーをたらふく飲んでお布団に入りました。