こんばんは、久しぶりに歯医者さんに通い始めた、叶逢乃です![]()
ちょっぴり欠けた歯を「痛くないから」と気になりつつ放置していたんですが、気になっていることを後回しにするのは、エネルギーの浪費以外何ものでもない…!
気をつけます![]()
でも歯医者さんに行くのはやっぱり勇気がいります。。
今日は、みんな大好き(?)「引き寄せの法則(恋愛編)」について逢乃が大好きな恋愛小説に思ったことを好き勝手に綴ってゆきます![]()
よく、「婚活もいいんだけど、婚活より先に自分を満たす・整えることをしてからでないと、引き寄せるのはまた自分が満たされない恋愛」なんて言われませんか?
先日のリーディングお茶会でもちょっと話に出たんですが、そのときに思い出した大好きな恋愛小説があったので、好き勝手ご紹介しまーす。
こちら…

島本理生さんの『ナラタージュ』です。
わたしはこの小説と11年前に出逢い、当時も狂おしいほど大好きな人がいたために、どっぷり感情移入しまくりまして…
またまた、好きな人に自分の好きな小説を貸すという趣味もあるため、貸したまま返ってこない事態もよくあり、この小説は今手持ちのもので購入履歴3冊目です。さすがに4冊目ではないはず(笑)
~ざっくりあらすじ~
主人公・工藤泉が、自身の高校~大学時代に経験した、演劇部顧問・葉山先生との恋愛を、大人になって結婚が決まったのちに回想で語っていく。
大学生の夏休み、高校時代から好きだった演劇部の顧問・葉山先生から突然連絡が入る。
(ちなみに泉は、なかなか自分の気持ちを外に出せない性質だが、葉山先生は例外だった。よく言う、「波動が合う」ってやつでしょうかね…)
演劇部の卒業公演の役者が足りず、客演で出演してほしいと卒業生たちにお願いしていた模様。
友人や友人の大学の友人(この友人とは後に数ヶ月だけ付き合うんだけれど)・後輩たちと久しぶりに舞台を一緒に創り、葉山先生との交流も深くなるにつれ、しまっていたはずの恋心も、再び。。
色々な事件もあり、距離も心も縮まり、泉ちゃんの思いはもはや史上最高値。
葉山先生もまた、泉のことを心から必要として好きだったものの、最後は(皮肉にも泉と向き合って大切に思う感情とともに、また奥さんを大切にできると思う)長年別居していた奥さんとやり直すことを決心。
泉と葉山先生は、全く別の人生を歩むことになる。
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何度も買ってでも読み返したい、そのいちばんの魅力は、主人公泉ちゃんの「無条件の愛」(←無条件の愛という言葉は、ヒーリングや心のお勉強をしてから使い始めた言葉ですが…)に身体が震えたからだと思います。
若いのに、自分より年上のぐずぐず男性に対して、これだけ愛を出し切れるなんて…!といろんなシーンから思ったし、それだけ全身全霊をかけて愛せる人に出会えて、泉ちゃんは幸せな人生だなと。
特にわたしが当時、痺れた台詞がこちら。
葉山先生に対する泉の気持ちですね。
「この顔だ、と思った。少年のように無防備な喜び方、そして私は痛烈に実感する。
この人からはなにも欲しくない。ただ与えるだけ、それでおそろしく満足なのだ。」
なにも欲しくない
ただ与えるだけ
それでおそろしく満足
何度読み返しても、涙が出る箇所です。。
もうこれは、条件反射なのだろうか…
そしてわたしの「お金ないねん
」の彼に、「いちばんすごい!!ってわたしが思った台詞を当てて!」っていくつかヒントを出したけれど、本気で当てにきたけど当たらなくて悔しがってたことを思い出しました![]()
~その後の泉ちゃん~
壊れるくらい葉山先生のことが大好きだった泉。
大学を卒業後希望していた業界での就職先で、葉山先生と今生の別れをしたときにもらった懐中時計を見ていたことがきっかけで、職場の先輩に葉山先生との長い長い話をしてからというもの、順調に距離を縮め、結婚まで決まりました。
さてさて、この結婚相手の方が、葉山先生に泉ちゃんが送っていた愛と同様の素敵な愛を送ってくれるわけです…
ストーリーの冒頭は泉ちゃんと結婚相手の会話からなのですが…
彼:「君は今でも俺と一緒にいるときに、あの人のことを思い出しているのか」
泉:「そんなふうに見える?」
彼:「見えるよ。君に彼の話を聞いた夜から、俺は君を見ていてずっと思っていた」
泉:「それならどうして私と結婚しようと思ったの」
彼:「きっと君は、この先、誰と一緒にいてもその人のことを思い出すだろう。
だったら、君といるのが自分でもいいと思ったんだ」
なんですが、この、丸ごと受け入れてくれる包容力…
忘れられない誰かの影があっても、それを分かった上で一緒にいると腹をくくっておられる。。
泉ちゃん、よかったねぇ![]()
~なぜ、泉ちゃんがこんな素敵な人を引き寄せたのか~
(逢乃の超個人的考察です)
まず一つは、葉山先生への愛の全部出しが、葉山先生からは思う形で返ってこなかったものの、時間差で違う人から返ってきたのかなと。
また、やっとこの記事の冒頭に書いた
「婚活もいいんだけど、婚活より先に自分を満たす・整えることをしてからでないと、引き寄せるのはまた自分が満たされない恋愛」
に繋がるのですが。
泉ちゃんは、この恋を本当にやりきりました。
そしてその後も、自分の思いに向き合って向き合って向き合って、いやというほど消化したのではないかなと。
それを感じる文章がこちら。
↓
「大学に在学中は、やはり彼のことが頭から離れず、誰に対しても恋愛感情を抱くことはできなかった。
彼からもらった懐中時計を見ては、夜中に部屋を飛び出して延々と自転車を漕ぎ、高校まで走ったりすることもあった。
深い夜の中、誰もいない真っ暗な校舎を見てもため息が漏れるだけで、なにが変わるわけでもなかったが、行き場のない感情を解消する手段としてずいぶんと長いことそうしていた。」
ここで泉ちゃんが、同じ「夜中に家を出る」という行動でも、
先生のことを忘れるために、誰それ構わず遊びまくっていたら(泉ちゃんの性格上ないけど)こんな素敵な人を数年後に引き寄せることはなかったのかなと。
もちろん結婚がゴールではないし、この小説のラストシーンで、葉山先生には実際に会わないまでもひょんな繋がりで先生の残像のようなものを見てしまうのですが。。
その思いは完全な思い出として泉ちゃんの一部におさまり、
完全に忘れることはないにしても、その思い出とともに生きてくれる人がいるので、大丈夫でしょう!!
長く書いてしまいましたが、
誰かを本気で愛すること
無条件の愛について
考えさせてくれる話だなぁと。
叶わないんだけど、素敵![]()
同じ本でも、違った時期に読み返すと感じ方や学ぶことが違うのも、興味深いです。