チャモロビレッジからほど近く、ハガニアの岬の先端に自由の女神像があります。


美しい海と穏やかな人々のお陰で南国の楽園のイメージが強いグアム。

でもその実、様々な国に虐げられ、強いられてきた過去でした。


スペイン人宣教師によるキリスト教の布教、それを受け入れられない人々による宣教師の殺害によりスペイン人の逆鱗に触れ、数十万人いた現地人は5000人程度まで減り、日本による支配、アメリカによる統治、第二次世界大戦終結後も最近までグアムの人々は選挙権すら与えられていなかった。


戦争を知らない人間が勝手に哀れむことはなんの価値にもなりませんが、そういう歴史があったこと、たくさんの人が生き、守り、私達が今この景色と海と平和を享受できていること、それが当たり前でないこと。


そこに一瞬でも思いを馳せる。