フォロアー、読者の皆さん、こんにちは。
今日は地上86mの空中ブログをご覧いただきます。
さて、卒爾ながら下の画像は何だと思いますか?
日本アカデミー賞のトロフィー
に似ていますね。しかし、上の幾何学的オブジェは皆さん、NHKニュースで地震の時ご覧になった事がある筈です。
そう、これは
水戸芸術館。今は子どもたちの美術の才能を伸ばそうと展覧会の絵でいっぱい。
そして水戸芸術館シンボルタワー。
だが、この構造はなんだか変じゃないか。ひしゃげかかったような立体に丸い粒々。中は一体どうなってるんだ?検証して安全性を確かめナイト。
「てっぺんに上りたいのですが」と言うと、「わたくしがご案内しましょう」と塔館の鍵を開けて案内してくれた美人クローク嬢が、「地震の時は近くのNHKさんがいつもこれを映して下さるんですのよ」と誇らしく微笑みを浮かべながら言う因果を含んだ目になぜか冷ややかな光が見えた。
タワーの入口自販機で200円の切符を買うと、
「最上階は風で揺れます。それではお気をつけて、ごゆっくりお楽しみください」と深々とお辞儀して私一人エレベーターの人となった。 ドアもしまった。 ん、あの女性なんだか笑ってなかった?クックックと。おかしさを噛み殺すように。
上昇してるみたいだ。高所恐怖症とか閉所恐怖症だったら堪らないだろうな。
それにしても頂上に着くまでに随分時間がかかるな。なんだか心細くなってきた。おいおい、揺らすなよ。ここは空中で地に足がついてないんだから・・・・・・。 ん、風か。
おいおい、どこまで行くんだ? 天国まで行くのはまだ早いよ~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。 足がすくんできたよ~
あの美人クローク嬢の謎の微笑の意味がやっと分かった。が、もう遅い。こうなったら行き着くとこまで行かなきゃ・・・・・。もう誰にも止められない。
それにしても随分時間がかかるな。故障したんじゃないだろうな。おいおい・・・・・・。
(間)
ガタン。
と、止まった。
オープンザドアー。光明におそるおそる目を開ける。 天国に近い展望台に着いた。
下から見た丸い粒々は丸窓だった。下界がうっすらかなたに見える。おいおい、こんなところで独りぼっち・・・・・・。 (((( ;°Д°)))) 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
なんだか寒気を感じるな~。足はすくむし。
このタワー、へしゃげていたから途中でポキッと折れたりしないかな・・・・・・。
今やっと丸窓の意味が分かったよ。
省エネだ。
それと安全性か。
好きな彼女とこういうところで二人きりになれたら幸せだろうな(400円で)
2011年の3.11、東日本大震災の時、一部が破損しタワーの展望室にいた観客が取り残され非常階段で避難したとあるが誘導も大変だなフウフウ登って安全に皆をおろす。
と云うことは定期的に避難訓練を実施しているということかな。
しかし何故クネクネ折れ曲がってるんだ?
えっ、DNAの直線形だって? ロボットのDNAか。カクッカクッと血管でつかえたりしないのか・・・・・・。
ここ水戸芸術館はNHKの映像地震計被写体ばかりでなく、音楽監督の小澤征爾氏が館長就任し、美術、演劇、音楽等現代芸術文化の歴史に残る活動拠点と人材育成の複合施設でもある。
さてこの項これまで。