「秋深し 隣は何を する人ぞ」 松尾芭蕉の一句に、今も昔も変わらない不動の季節が詠まれていますね。
この季節になると人間はやや、おセンチになるようです。
そういう人の痛みの分かる年輪を積み重ねてこそ、人格を育てるものです。
……と、偉そうに書き出しましたが、
実のところ、私は、AKB48のシュートサインなど
コーラスだか、ハーモニーだかを聴いては、
「あゝ、いい時代だな」と幸せを感じ、
また、冷凍庫からカキフライを取り出して、
170℃の油鍋に4分間引っ繰り返しながら、
いい色になるように転がして、
揚げたてをパクッと咥えると、
ピュッと汁が飛び出して、ビックリしたり、
ジューシーな秋の味覚を楽しんだりしています。
こういう庶民の幸せは誰しも共感することではないでしょうか。
なまじっか総理大臣なんかに生まれたりすると、こういう幸せは味わえないのではないでしょうか。
いや、これは失敬、今は世襲制ではありませんでしたな。
それでは、ごきげんよう!
(吟)