「ラグビー・ワールドカップ」歴史的快挙の字が躍り、興奮冷め遣りません。
勝因は、「ホームゆえの内外一体感が及ぼす不屈のダイナミズム」という者もいます。
この調子を忘れず、来年の東京オリンピック・パラリンピックでの勝利に繋げていって貰いたいと思います。
一方、国内に目を移すと、こちらでも頑張っています。
「いきいき茨城ゆめ国体」選手・監督の案内スタッフの方々。
皆さん気さくな方々で、I さんは、わざわざ遠く離れたシャトルバスの乗り場まで一緒に歩いて案内してくださったり、また女性スタッフの方は、
こうして、さりげなく「セーリング競技会」開催している地元の売り込みも忘れません。
そして、シャトルに乗ったら、今度は、バスの運転手さんが、地元の誇り「霞高」の話を、鼻も、声も高らかに仰るし、こちらも胸が躍る思いで、「あの桑畑みたいなのは何ですか?」と訊いてみた。すると運転手さん、よくぞ聞いてくれたと言わんばかりに、
「あれは、蓮根畑です。ここ土浦、阿見町は全国一の蓮根出荷量です」と、目を輝かせて地域自慢されるのには、この地域は、霞ヶ浦・予科練の如く善意の蓮根で繋がっている人たちが多いのだなと言う印象を強く持った。
これが現代。
で、荻原浩の「僕たちの戦争」の如くタイムスリップすると……
予科練ではセーリングという敵性語は使わず、「帆走訓練」、カッター漕ぎは短艇漕ぎ」。
で、今のように自由の光に向かってヨーソローではなく、世界恐慌の中、国の存続を求めて決死の影の挿す自己犠牲的美学の青春でもあった。
だからこそ、多くの英霊たちの分まで、今度の東京オリンピックに繋がる、国体、ワールドカップ等で国力の充実、結集が試されるのではなかろうか。 (吟)