花粉フィーバーは人間に何をもたらすのか? | 地球の日記☆マーク♪のblog☆

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花粉フィーバーは人間に何をもたらすのか?

 

 この季節、寒さに堪えてじっと息をひそめていた花々、いや樹木までもがやっと己の出番が来たかとばかり、大量に見えない花粉爆弾を空気中に撒き散らして、デリケートな人間どもを苦しめている。それはまるで植物の「理由なき反抗」のようでもある。

 

飛び交う花粉は「ミクロの決死圏」よりも小さい、普通の人の目に見えない風船爆弾のようだ。

 

 そして表題に花粉フィーバーとあるのは、英国の劇作家ノエル・カワードの戯曲に"Hay fever"があり、それは一時一世を風靡し、日本でもその”花粉熱”にちなんだ人間悲喜劇の舞台公演が各所で開花したときもあった。 

 また、シェイクスピアの「夏の夜の夢」に出てくる、恋する媚薬がもたらす、恋愛や恋のさや当てなどの悲喜劇さながら、人々を惑わす花粉熱のようでもあり、それは娑翁の昔からあったのか、そこに何か意味があるのか……追ってみた。

 

 

花粉症は一過性の症状であり、これには後に陳べる訳がある。

 

 たしかに花粉症はつらいですよね。花粉症対策キャンデーとか同グッズが効けばいいが。

はて、これの根本的免疫、抗原抗体はできないものだろうか。

それについて実験した方もいる。花粉の密集したオレンジや茶色の雄花の開いた杉林の中にしばし佇んでいると、慣れてきて多少の花粉では感じなくなってきたという人もいる。ワクチンのようなものかな。

しかしそこへいくまでが一苦労でしょうな。

 

 

 ものは考えようで、飛散する花粉などのアレルギーに敏感な方もいれば、逆に暖かくなってヒトの脳内物質セロトニンが日光を浴びて増え、冬眠から覚めたようにうきうきと活発になり、まるで花粉などものともせず、蝶よ花よと浮かれ出す御仁もいらっしゃる。……鈍感なのかな。いや、免疫が備わっているのかもしれんて。

 

 

ただ、花粉も日照時間なら、こういう研究結果も出ている。

これは東北大学だったかな、日照時間が少なくセロトニンが少ないショウジョウバエは求愛行動はするものの概ねプラトニックな愛を貫く。という研究発表もあり、また似たような研究論文も CiNii http://ci.nii.ac.jp/で探してみるのも参考になるかも知れない。(セロトニンに関する論文が2738件出てくる)

 

 

ということはセロトニンが旺盛だと生殖、繁殖活動が活発?

杉花粉が生殖、繁殖活動だとすれば、セロトニンもまた人間にとって繁殖活動のホルモンということになって、花粉症と生殖反応との関連性も否定できない。

 

 

 一方医学博士でもある藤田紘一郎先生の「こころの免疫学」(新潮選書)では

--セロトニンは消化器系、血管系、呼吸器系、神経系に対して重要な役割を担うアミン類の一種で腸や血小板、そして中枢神経に分布している。うつ病は一般的に、脳内のセロトニンが不足すると発症するとみられ、このタイプのうつ病を改善するためには脳内にセロトニンを増加させればよい。

(中略) 私はうつ気分の人はもちろんのこと、うつ病の患者に対しても抗鬱剤を飲ませる療法は誤りだと思っている。それは薬を飲まないと安心できないという薬物依存症を作り出すと同時に薬の副作用で悩む人をたくさん作ることにつながるからである。薬物療法以外で有効な治療法はないものだろうか。(中略)

やる気のもとになるドーパミン、脳で作用するドーパミンの前駆体のほとんどは腸の中で腸内細菌が作りだしている。セロトニンなど脳内で幸せを感じる物質の前駆体95%は腸で作られる。つまり笑いや嬉しさを感じることが少ないのは腸内細菌の減少が関係している。腸内細菌が減ると免疫力が低下する。----とある。

 

 

--そのためにはどうすればよいか。先ず禁煙し、運動し日光を浴びる規則正しい生活習慣を続けてみる。それで改善が見られなければ、食生活改善(玄米等)や運動不足を解消したうえで、上記の「こころの免疫学」を正しく読破する。当然お金がある人は信頼できる精神科医に相談するのもよい。

 

 

また東欧チェコに古くからのこういう諺がある「愛情は胃袋から」……なんとも現実的だが言い得て妙でもある。健康でなければ愛も恋も始まらないということか。たしかに人間はガソリンやバッテリーでは動かない。喰わないと元気も出ない。

 

 

 こうして人生という長期的スパンでみると先ずは適度なバランス栄養、運動、休養の規則正しい生活習慣による自然治癒が副作用も費用も少なく健全といえそう。

 

 

それを裏付けるような似たようなケースに、おなじみハリウッド・ノンフィクション映画「レナードの朝」(第63回アカデミー賞受賞、ロバート・デ・ニーロ主演’90米)という作品がある。これは難病パーキンソン病の症例と覚醒が実際にみられた様を再現したように、ドーパミンが一時的に効果を顕した例でもある。

 

 

 さて、ここでおことわりしておくが、セロトニンと花粉との直接関係は現時点では分かっていない。ただセロトニンと熱中症の関係については今後の研究課題でもある。

ここで戒めたいのは、短絡的にセロトニン増強、増補剤等投与すると、上記の本「こころの免疫学」を熟読していただけると分かると思うが過剰補給で逆効果、つまり現代流の写メのようにいわゆる安直な間に合わせなどでは単なる対症療法に過ぎず根本からの原因療法や個々の自然治癒力でなければ本来の栄養、免疫が育ってこないのである。逆に過保護で脆弱になる。

 

 

今回の研究で最近のヒトの腸内は細菌が減ってきて免疫力が低下するという事案が浮上したので次回はその原因と対策を考えていきたい。具体的にはビフィズス菌とか乳酸菌、どんな善玉菌がいいのか人体実験データをリサーチして正しい考え方を構築していきたい。

そしてこれは人間だけの問題だとしたらそこに焦点を絞れるし、ペットも同様なら環境問題も考えられるし、抗原抗体、免疫、予防医学等あらゆる角度から研究もできる楽しみができた。

 

そういう真摯に医学を研究し、人命救助に役立てる。貧困でも医師や看護師になれる道があるし、障がいのある方の採用のための門戸を開いている大学もある。

それが、防衛医科大学 である。善は急げである。

 

 

 

 さて、表題の「花粉症は人間に何をもたらすのか?」であるが……。

これは江戸時代等の、たとえば飫肥城など杉の密集した地域でも文献には花粉症などという文言は見当たらないし、花粉症で亡くなったとかの記述はみたことがない。

 

 

藩士たちは道場稽古に励み、歩くことによって(試練)免疫機能が働き、花粉など気にもしなかったこともあるし、また逆の見方をすれば、人間が脆弱になったのか、或いは花粉が強力になったのか、はたまたこれは神が人間の耐性を試そうとしているのか。

 

開発等で森林を大事にしてこなかったから、森の神々が樹木に繁殖能力をマキシムにして動植物のバランスを執ろうとしているのか。

 

 

これは、多分、風雪に耐えている杉に較べて現代人が優しくなり杉て、杉を基準に調節を諮れと云うことなのだろう。花粉症対策として、運動して体の血液循環をはかっていれば、いつの間にか自然と免疫がついてくる。ただ、それまでの辛抱ができるか、ということ。

 つまり、万物の霊長である人間は  Never surrender ! Never give up ! 負けじ魂

の精神を養い続けよ!という天の意志なのかもしれない。

 

こうして辛抱してここまで花粉のこと読んでいただいた方は、もうすでに花粉症の免疫がついておられることは間違いないでしょう。どうぞご安心ください。

多分過敏な方はここまで辿りつけなかったはず……。

 

以上、ブログ療法でした。

 

はい、今日はここまで。

                     (吟)

 

 

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