今年は明治150年。世の流れ、文明開化にあやかって拙者初めて「ハロウィンスウィーツ」なるものを食してみる。
先ずはこれなる、「ヨシケイ」の「ハロウィン贅沢スウィーツ」から
ぅ~ん、「 鶏喰おう、鳥っ!」 (Trick or Treat!)
これは、「ミニパングラタン(ホワイトソース)」
シュークームのようなプチパンのフタを取ったら、中にはホワ~と海鮮具材の入ったホワイトソースが流し込まれていて、バングラデシュのシチューのような食欲をそそられる味と食感。
美味いものに出逢うと、イマジネーションが働いて、「おっ、この味は?」
とパズルのはめ絵のように探っていった先は、
それは、あの「注文の多い料理店」で漂っていたであろう美味なる人を誘うような匂い。
ぅ~ん、馬い。あんまし馬いんで、素手で丸ごとパクッと口に放り込んでいたぞよ。
さて、お次は、デザートをシルブプレ(どうぞ)! ウィ。ムッシュー。
う、なんだ?西洋料理を食したら、おフランス語が出てきたぞ。トレビアーン(すばらしい)。
ケツカセ。
えっ?
違った、ケツクセ。
え”~~? 困ったれぶー。(コマンタレブー/御機嫌いかが?)
いや失礼。ケスクセ(これは何ですか)?だ。
ウィ。ムッシュー。デザートは「パンプキン・キャラメルケーキ」で。
マロングラッセのような黄金のパンプキン・クリームの上に宝石箱をばらまいたような、食べるのがもったいないような色とりどりのトッピングの数々。
それでも戴いちゃいますよ。狙った獲物は逃しません。
先ずはトッピングの宝石の数々を一つ一つお手元で色と感触と香りと味覚と、聴覚の五感で味わい尽くします。
ちょっと待った、聴覚って?
うい、むっしゅ。舌の上でコロコロと転がして、そしておもむろに上と下の歯でグシュッと噛み潰すんですな。
これぞ味歯聴覚、収穫の秋。
そうして余計な飾りをはぎ取って、いよいよ本丸に。
五層構造になっておる。
城攻めは普通、下からじゃが、このケーキ攻めは上からすくい取るようにパンプキン・クリームを堪能する。
う~ん、これだとカボチャ嫌いの子でも食せる無臭のまろやかさでほおっぺたが落ちそう。
甘さを抑えたスウィーツ?ってあるのかどうか、兎に角くせが無い磨かれた味。
う~ん、メルスイー(ありがと)、ハロウイン!
そして、食後のお楽しみは 宝探しの宝箱開け。
全12扉のうち、おもちゃが4、お菓子が8に隠れている。そういえば昔駄菓子屋さんとか縁日でこんなの見たことがあるぞ。
ま、これで一喜一憂の時を盛り上がって楽しめたら何より。
しかし、こういうのを一体どんな人が考えているのだか、見てみたい気はするが。
……実は、妖精だったりして。 Trick or Treat!
それでは皆の衆、Have a Happy Halloween ❤
~ (吟)~