強い選手は自分に負けない

日本の武術は西洋の考えとは違い
「絶対負けない武術」
大切なのは相手に負けないのではなく
「自分に負けない」
焦らない 無理しない パニックに陥らない
全て自分に起きていること

時間制限のある試合でも焦らない
負けないことを前提にすれば
落ちついて対処できる
相手がミスするのを待つ
息が上がるのを待つ

稽古としては
自分の息が上がらないようにする
間合いが合わないのに技をかけない
最低どんな状況でも1分間は
息が上がらないように

自分が安心できる距離はどこか
稽古は試合ではないので負けてもイイ
大事なのは間合いを知ること
息を上げないこと

これが前提に入っていなければ
稽古の意味はない
ただ闇雲に稽古しても体を壊すだけ

それは武術ではない

中国武術では
「お腹の中の火薬を貯めて爆発させる」
という言葉がある

お腹に力を貯めて出力する

姿勢と呼吸が大事

1つの技は息を吸って止めたままおこなう
息をはいてしまったら力が抜けるし
相手に読まれてしまう

重い荷物を持ち上げる時と同じ
下丹田に力を入れて持ち上げる
お腹の火薬を爆発させる

入力したら出力しなければならない
貯めっぱなしも良くない

循環させて体を整える

武術の智慧は日常生活に取り込める

自分の中で大切にしていきたいもの