亡くなった父の妹から電話があった。
僕にとっては叔母にあたる人だ。
正直…この人からの電話はあまりいい気はしない。
たいていの場合、僕に対しての苦情か、僕の母親の悪口を言ってくるからだ。
きつい暴言を平気で吐いてくる人だから、正直あまり関わりたくない。
今回も案の定、僕にとって嫌な話だった。
挨拶もろくになく、唐突に
「あなたのお父さんに貸したお金をまだ返してもらっていない」
的なことを言ってきた。
その額なんと500万円とのこと!
いや、ご…500万円て。
どこまでをどう信じていいのかわからない話だけど、ご…500万円て。
なんかえらいこと言い出したなこの人は。
しかも、貸したのは10年以上前の話らしい。
借用書か何か証拠を見せて欲しい、と言ったが、
「そんなものはない。ただこれは真実だから」の一点張り。
結局、僕にその金を払えってことなんだろうけど、そこは明言しなかった。
「あなたがどう思おうと、真実はひとつだから。あなたのお母さんともよーく話し合って欲しい」と。
なんだよそれ。
「真実はひとつ」の一点張りで僕から500万円巻き上げようとしてるのかよ。
仕事中だったし「あーそーでしたか、そーだったんですね」と流した。
なんだよもう。
お父さんが亡くなってから言うことかよ。
しかも息子である僕に。
まわりくどいし、やり方が姑息。
めんどくせーな。
当然、母にも言わず、現状はスルーしてる。
もうこのままずーっとスルーでいこうと思う。
最悪、裁判になるのかな。
あー、もう。
めんどくさすぎる。