私はフィリピンのハーフです。
フィリピンが大好きです。

この気持ちを忘れないように
ここに記憶する。

先日、セブ島で活動する
NPO団体さんの活動に参加してきた。
その団体さんは、10年以上、
フィリピンセブ島で、ゴミ山で暮らす人々の
生活支援、子供たちの教育支援に携わっている。

知人を介して出会い、
あやさんもお時間あれば遊びに来ませんか?😊
って誘っていただいたのだけど、

すぐに、はい!って言えない自分がいた。
いつもなら、俊足で決める私が。

当日の朝まで、家をでるギリギリまで
悩んだ。

まだどういう団体かわからないし、
どんな気持ちで活動してるんだろう

中には営利目的や、企業のイメージアップのために
慈善活動をしてる人もいるからこそ、
慎重になってた。

そんな会社や団体は大嫌い。
フィリピンのイメージをさげたり
下に見るようなサムネで釣るような
YouTuberも大嫌い。

だからこそ、私はフィリピンのイメージ
『汚い、臭い、帰りたい』の3Kを
変えたくて、"良いフィリピン"を伝えて来た。

だから、私自身も、まだわからない活動も、
その先にあるフィリピンのまだ消えてない
リアルと向き合うのが、怖かったんだと思う

でも、今日1日をすごすとき、
想像できるスケジュール通りの一日にするか、
ご縁を受け取って、どうなるか分からない一日にするか、
考えて私は後者を選んだ。

まだ重い足取りとともに、
活動の場所に行き、

どんな気持ちで、
どんな活動をして、
どんなことをしているか、

すごく丁寧に、そして熱く
話をされているのを聞いた。





泣きそうになった。 

私がまさに、昔から感じていた
フィリピンの生活格差、教育格差、
子供達の未来に、真剣に取り組んでいた。

貧困で生まれたら、一生貧困という
フィリピンの問題。
そんな場所に生まれた子供達は
教育を受けられない。
毎日を食い繋ぐことだけのために
生きている。

いろんな形の支援があるが、
ご飯を与えても、また次の日にはお腹が空く。
洋服をあげても、何か物を与えても
彼らの人生から、支給が消えたら
また0に戻ってしまう。

そんなんじゃなくて、
単発的な支援じゃなくて、長期的な、
人生を変えるような支援をしていた。

例えば、フィリピンに支援したいと、
大きな金額をくれた会社があるとする。
そのお金をつかって、
たくさんの食べ物や服を与えるのではなく、
子供の教育にお金を回す。

村にいる、やる気、熱意、可能性を感じる
選ばれた子供たちの教育。
 
小学生〜大学卒業までの継続幸せ
教員資格を持ったスタッフによる学習支援
栄養バランスの取れた無料昼食
さまざさまな体験学習
大学卒業までの学費支援

そんな、生まれた場所で人生が変わってしまう
フィリピンで、夢を持てるチャンスを与える
活動をしていた。

現に、ゴミ山で生活する子が、なんと
アメリカでパイロットになるという
チャンスを掴み、アメリカに旅立った。

それがどれだけ難しいことか知ってるからこそ、
この団体さんの、10年にわたる
強い気持ちと忍耐、そして愛を感じた。


ゴミ山で生まれ暮らし、

ゴミからまだ食べられそうな残飯を取り出し、

再調理して、食べる。


ゴミから売れるもの(空き缶や、ペットボトル、鉄)

を仕分けする人々。



私たちがゴミと呼ぶものも、

彼らにとっては、お金になる。食料になる。


私たちにとっての、当たり前が、

世界で見たら全く当たり前じゃないってことは

昔から知っていたけど、久しぶりに

目の当たりにした。


この団体が作ったラーニングセンターで

学ぶ子供たち。



英語が話せて、読み書きができていた。

この場所で、生まれ育った子供なら、
正直、彼らの活動なしでは
ありえなかったとおもった。
シンプルに、すごいと思った、



幸せって、必ずしもお金や名誉だけじゃない。

私自身、子供の頃
フィリピンのおばあちゃんの家に行って、
日本との格差に衝撃を受け、泣いていた。

なんでこんなところに住んでるの?
どうしてシャワーがないの?
トイレの便座がないの?
可哀想、不幸せだ。

って勝手に決めていた。

でも大人になっていくにつれて、
不幸なんかじゃない

って思うようになった。

日本のように整っていて、
綺麗で、美味しくて、なんでもあって、
快適な毎日が過ごせるとしても、

フィリピン人のほうが幸せな顔をしている。

それは、愛が強い国だから。
フィリピン人は、とにかく家族愛が強い。
なにがあっても、家族一緒に生きられていたら
それでハッピー。という国民性。

いつも楽観的で、ハッピーで、
笑顔が素敵なフィリピンの人達。
そんな人たちに囲まれて過ごす時間は、
改めて自分の居心地の良さを感じる。
心がとても豊かな気持ちになる
本当に大好きな場所です。


私は、フィリピンが大好きです。
だからこそ、ネガティブな部分って
あまり言いたくないと思っていた。

だけど、子供たちに会うと、
彼らに少しでもチャンスをあげたい。
幸せになってもらいたい。
と心から思う。


そのためには、こういう現状や

活動してる人たちがいることを

伝えても良いかなとおもった。



まだ、1日参加させてもらっただけで
全てをわかった気になって、発信したくないけど、  
フィリピンを良くしていく活動に
私自身も少しでもこれから参加したいと
強くおもった。

彼女たちが少しでも、
夢を持てる環境、
夢に出会える環境、
叶えられる可能性を
引き出してあげたい。


久しぶりに心動かれた時間。

忘れないように、ここに残しておきます。


今日が、昨日より、彼らにとって

いい一日になりますように。




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