桃鈴ねねちゃんの3D配信とはどういうものだったか | つれづれなるままに

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どうもみなさんこんにちは。

先日、歌詞とファンのコールパートをまとめた楽曲「ねねねねねねねね!大爆走」を歌っている、ホロライブ5期生オレンジ担当の桃鈴ねねさん(Twitter)の3Dデビューが、昨日の4月18日の20時から行われました。

同時接続は9万人を超えましたね。

 

桃鈴ねねちゃんの3Dデビュー配信のアーカイブ

 

 

 

私は5期生、みんな好きなんです。

出来れば差は付けたくないんですが、この"桃鈴ねね"というアイドルVtuberにおいては少し特殊な事情がありまして、私の中でかなり大きな存在となっています。

 

先日の3Dデビュー配信で発表された2ndオリジナルソング「Lunch with me」についても後述したいと思いますが、まずは桃鈴ねねちゃんがどうして私の中で大きな存在となっているのかについても書いていきます。

 

 

まずは桃鈴ねねというアイドル誕生から。

ホロライブ5期生は2020年の8月12日に雪花ラミィのデビュー配信を皮切りに、桃鈴ねね、獅白ぼたん、魔乃アロエ、尾丸ポルカの順でデビューしました。

 

デビュー配信の印象では以下の通り。

 

雪花ラミィ = デザイン系のクリエイティブさが際立っている。声が癒し。

桃鈴ねね = とにかく元気で歌が大好き。緊張しやすい?でも歌上手い。

獅白ぼたん = 動画も作るしゲームがとにかく上手いらしい。落ち着きすぎてる。

魔乃アロエ = 歌に関しては飛び抜けたセンスを持っている。ホロライブ最強クラスか?

尾丸ポルカ = いきなりオリジナルソングという衝撃。とにかく勢いがすごい。

 

ホロライブは各ジェネレーションにそれぞれ際立った個性があり、「少なくとも誰かはあなたの好みに刺さります」という感じです。

そして次世代が来る度に強力なスキルを要していて、ワクワクが止まらない。

 

「この5期生、きっとライブですごい力を発揮する世代になる。特に桃鈴ねねちゃんと魔乃アロエちゃんは個人的にも刺さる歌を持ってる。」

 

そんな思いでした。

 

そんな中、詳細は省きますが魔乃アロエさんが同年8月31日をもって卒業となりました。

私も、その他のファンだってショックを受けたのは間違いないでしょう。

その日に5期生の残された4人は、とても短い配信でしたが、自分たちの口から振り絞るように、我々に向けて、そして魔乃アロエさんに対するメッセージを出しました。

進行は獅白ぼたんさん。5期生の中で一番、落ち着いている印象だった彼女でした。

雪花ラミィちゃんと桃鈴ねねちゃんは終始涙を堪えきれず、それでも必死に「魔乃アロエの分まで、残された我々が頑張らければならない」という思いを口にしました。

 

ちなみに4人とも今や魔乃アロエという存在を忘れた、という訳ではありません。ただ自ら進んで話に出すことはしないと、そう初めの頃に各配信で述べておられました。

そして彼女を忘れないという、魔乃アロエを含めて5期生なんだという意志を表すために、残された4人が集まる時には「5期生」ではなく「ねぽらぼ」というグループ名を名乗るようになりました。

※「ねぽらぼ」は尾丸ポルカさんが、初めての4人のコラボの時に5秒で考えたとかなんとか…。以降は私も彼女たちへ敬意を払って「ねぽらぼ」と記載します。

 

さて。

 

桃鈴ねねちゃんは、魔乃アロエさんと仲が良かったんだと思います。5期生の中で共通して歌が大好き。

音楽機材についても話をしていたようなストーリーを聞いた覚えがあります。

各位、配信で名前はあまり出さないと言っては居ましたが、ねねちゃんの枠ではチラホラ、魔乃アロエという存在が垣間見えることが当初は多かったですね。

歌枠の時のマイクスタンドもそのひとつ。

 

ここからもう少し桃鈴ねねちゃんに絞って話を進めます。

 

スタートでショックな出来事を経験した桃鈴ねねちゃんですが、彼女を襲う悲劇はこれだけではありませんでした。

これもあまり詳細を書くつもりはない(というか触れたくもない)のですが、とある件(炎上)でホロライブを取り巻く環境が激変しました。

これはある意味では、タレントの失態と捉える視点もありますが、大元で言えばプラットフォーム側の仕様にもある程度の問題はあったのですが、一部地域からの猛烈なバッシングや攻撃を受ける事態となりました。(今も継続中ですが、恐らく消えることはないかもしれません。)

 

この事件によって(そうである、と私含め多くのファン確信していると思いますが)、桃鈴ねねちゃんはデビュー当時の衣装から衣装変更を行うこととなりました。

単純に見れば「新しい衣装が増えるんでは?」と思われますが、これは違います。新衣装発表ではなく、衣装変更。

もうデビュー当初の衣装は使わなくなるという、異例なことでした。

 

これによる大きな影響が1つ、発生します。

 

ここでVtuber界隈に詳しくない方への説明も含めて、私見もありますが記述します。

ホロライブは今やVtuber界隈では最大の箱(事務所のこと)となりました。

ホロライブレベルになると、間違いなくチャンネル登録者数は確保出来ますので、デビューの段階で3D配信はほぼ確定しており、そのためのモデル作成等も進んで行くと思われます。

 

さて、2020年8月にデビューした5期生の3Dデビュー配信の先陣は尾丸ポルカ。2021年1月10日でした。デビューから3D配信までの間は、わずかに5ヶ月。

そして桃鈴ねねちゃんが"衣装変更となる旨が"発表されたのは2020年の暮れ。

 

そう。ねぽらぼの他のメンバーのモデルは少なくとも5ヶ月近くの準備期間を経て用意されましたが、桃鈴ねねちゃんの準備されていたモデルはこの時点でまっさらになってしまいました。(ボーンの設定などは別としても大きな変更には変わりはないでしょう)

 

配信で桃鈴ねねちゃんは「ねねにはどうしようもないんだけど…」と涙を流しました。

 

それでも配信後に彼女はTwitterでファンに向けてメッセージを放ちます。

 

 

彼女の夢は初配信で述べられていました。

 

歌って、踊りたい。
この夢は一度、目前に迫っていたにも関わらず。
桃鈴ねねちゃんの元から遠ざかりました。
(正月衣装も、桃鈴ねねちゃんだけは用意されず自分でイラストを描いて合わせるなどしていました)
 
実は2021年2月に「Bloom,」という、ホロライブ初のホロライブオリジナルソングだけのライブが決まっていたんです。それに向けて連続リリースされるオリジナルソングの2曲目はねぽらぼで歌う「BLUE CLAPPER」でした。
 
つまり
 
ねぽらぼは「Bloom,」という大きなステージに立つはずだったんです。4人で。
 
これは我々ファンにとっても、思わず頭を抱えるほどのショックだったのではないかと思います。
「Bloom,」の公式サイトには、イントロダクションとして「事情があって参加できなくなったメンバーも、ライブをより良くするために意見を出してくれて…」というような言葉がありました。

 

その中の1人は、言うまでもなく桃鈴ねねちゃんでしょう。

正直これを見たときはなんと残酷なことか、と思ってしまいましたが、よくよく見ればこれはあくまで自主的に積極的に参加をしているということでした。

つまり、桃鈴ねねちゃんは諸般の事情があって自らがライブのステージに立てないと分かっていながら、そのステージに立つねぽらぼの3人のためにも、より良いものにしようと思ったのでしょう。

 

ただその心中。察することが出来るでしょうか。

私は高校野球の経験者で、私1人ある事情でベンチに入れなかった経験がありました。その時もみんなのサポートをしていました。

この経験は桃鈴ねねちゃんの状況に近いと思いますので、その時の心境を述べるのであれば。

最初は「仕方ない。今回はみんなのサポートをしよう。チームなんだから。」と決意できました。サポートしてる間も忙しければ、まだ大丈夫。

でも少し1人の時間が出来ると、マイナス思考が顔を出します。

「自分が出られないのに手伝う必要はあるのか?」「私がいなくても結局回せるんだし私いらなくない?」「自分だけどんどん遅れていく・・・」

恐らく同様の経験がある人は、共感してくれるのではないでしょうか。

 
そんな中でも桃鈴ねねちゃんは気丈に振る舞いました。
時折悔しさや寂しさを覗かせながら。
それでも前を向く桃鈴ねねというアイドルを前に、我々は惹き付けられ、ただただ彼女を支えていきたいという思いを強くして行ったと思います。
 
2021年の1月31日、桃鈴ねねちゃんの新衣装がお披露目されました。
ママ(生みのイラストレーターの総称)である西沢5㍉先生(Twitter)があらん限りの力を注ぎ込んだその姿は、とても愛らしいものでした。

 

表情の変化も多彩になり、感情豊かな桃鈴ねねちゃんを圧倒的なクオリティで表現できるようになりました。

西沢5㍉先生も悔しい気持ちはあったんじゃないかな、と私は思います。

 

さて、新しい衣装に身を包んだ桃鈴ねねちゃんはそこから調子を上げていきました。

衣装変更の1か月後、2021年3月2日にはチャンネル登録者数は50万人を突破。
「2021年の夏くらいには3Dできるかもしれない」というような話が、衣装変更の話があった頃に、マネージャーからされていたそうです。
なので新衣装が発表されて、50万人も突破。後は数か月後に来るだろう3D配信を待つばかり。
そんな雰囲気のファン達。50万人突破時のスパチャも「今年は3Dも来るだろうし!」みたいなお祝いが並んでいました。
桃鈴ねねちゃんは「あ~3D?そうだね~来ると良いね~」なんて言っていました。
(個人的には一瞬その言葉で、「え?もしかして今年無い可能性あるの?」とひやひやしました・・・)
 
翌日の3月3日には1stオリジナル曲である「ねねねねねねねね!大爆走」が発表とお披露目。
作詞作曲はヒゲドライバーさんという神曲の予感を、そのままぶん投げられたようなハイテンション曲。
ただこの曲のイントロのメロディ、歌詞は普通にそのあとのぶち上げに向けてのものでしたがメロディがとってもエモーショナル。
歌詞の詳細は私が以前書いた記事にまとまってますのでご参照ください。

 

冒頭の「ななななな「な」じゃなくて~」から始まる部分は他の誰でもない桃鈴ねねというアイドルを見ろという強いメッセージ性を含んでいるように感じます。

歌詞には今までの活動で出てきた語録(Twitterでの誤字とかネタはたくさんあります)が使用されたり、ホロライブのオーディションに落ちたそばからすぐに次の申し込みを再びホロライブに出すなど、諦めないことを前面に出してきた桃鈴ねねちゃんのストーリーがたくさん歌詞に出てきます。

特に歌詞の中に「悔しいこともあるけど 大丈夫!」という歌詞があります。これは桃鈴ねねちゃん自身から出た言葉とも捉えられますが、この”大丈夫”の部分はコーラスもかかってるのでファンからの応援メッセージでもあり、また作詞のヒゲドライバーさんからのメッセージのようにも感じで、聞くたびに泣いてしまう私・・・。

 

さてそんな中。4月13日の歌枠配信にて重大発表ありという文字が。

 

え!?重大発表!?

まてまてまて今年の夏くらいのはずだろ3Dは。

あ、もしかして2曲目のオリジナル曲か!ああそうだよねなるほどなるほどすごいなぁ!

 

 

 

3Dデビュー配信の発表でした!!!

うわぁああああああああ!ずっと待ってたけど思ってたよりも早いいいいいいいいいい!!!!

こうして2021年4月18日に桃鈴ねねちゃんは無事に3Dデビューを果たしました。

スタッフの方々やモデラーの方々がすごく頑張ってくれて、こんなに早く実現したのだと、桃鈴ねねちゃんは言っていました。我々ファンがずっと楽しみに待ってくれているからと。

 

詳細は配信アーカイブを見てほしいのでスクショなどはあえて貼りません!

見て!マジですごいから!

この3Dデビューで桃鈴ねねちゃんは初配信で言っていた夢をまた1つ叶えました。

(ともすると2つ。テーマーパークが3D配信のステージにイメージになっている)

 

色々と掘り下げれば無限に出てくるんですよ。新OPが3Dデビュー配信でお披露目になってるんですが、これも実はスタンドミラーの裏に実はもう1つ衣装がある話とか、右の棚にあるクマのぬいぐるみの耳についてる”ドアノブカバー”とか、右端にかかってる自作の正月衣装とかもう本当に色々・・・。


こういった様々な苦境を乗り越えてきた桃鈴ねねちゃんの3D配信はライブ形式。分かっていても足元が映った瞬間から号泣してしまって、1曲目でもう限界。

基本的にずっと泣いてましたね。。。

ぜひ見てください。セトリも書きません。見て。

 

ちなみに最後にオリジナル曲第2弾「Lunch with me」が発表されました。

本当は歌いたいとのことでしたが、自身が納得できるクオリティではないということでCD音源。

ダンスだけアドリブで行われました。

1stオリ曲の「ねねねねねねねね!大爆走」と同じ作詞作曲のヒゲドライバーさん。

(いやもう絶対にファンでしょうあなた。)

比べると2ndの方はしっとりめ。イメージとしてはアイドルマスターシンデレラガールズの「Snow*Love」とかに近い感覚。

 

「ねねねねねねねね!大爆走」⇒アイドルねねちについて来てね!みんな行くぞ!

「Lunch with me」⇒いつも一緒にいてくれてありがとう。これからも側にいてね。

 

みたいな感覚ですね。これがエモーショナルなんですよ。もうヘビロテしてます。

 

いかがでしたでしょうか。桃鈴ねねちゃんという1人のアイドルVtuberについてのお話でした。

あんまり書きすぎるとやばいことになりそうなのでこの辺にしておきましょう。

 

少しでも興味をもって見てくれたら、嬉しいです。

あ、桃鈴ねねちゃんのことをですよ?

 

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あずにゃん