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若作りおじさんの好きな事日記ver.2,04726

ゲームしたり、映画観たり、服を買ったり、料理したり、たまに何か作ったり。
人生に特に大型アップデートは来ていませんが、好きなものだけは日々増加中。
不具合多め、仕様変更あり、たまに情緒もバグります。
そんなおじさんの、好きな事だけを書いていく日記です。

皆さん、こんにちは。若作りおじさんです。

 

皆さんは、いわゆる【人にはちょっと見せづらい本】を買ったことはありますか?

 

私の趣味趣向はかなり偏っており、一般的な本屋さんでは売っていません。

稀に古本屋で趣味趣向に近しい本を見つけた事がありますが、完璧に一致する物はなかなかありません。

 

もう時効なので話すと私がそういった類の書籍に自らのお金を使用し、手を出したのは高校に入ってからでした。

 

中学生時代は父親の部屋のパソコンデスクの後ろに不自然に置かれている本棚の一番下に積み上げられている

当時コンビニでも良く売っていたエロ本を拝見しておりました。

しかし全くときめかない。

 

同級生におすすめを見せてもらっても「ふーん…」という感じで、生態図鑑を見てるような感覚です。

なぜなら私はポジティブな体型の方が大好きだからです。

具体的な数字は伏せますが、体重2桁はまだ痩せてると感じるレベルです。

 

そんな私が高校になって、インターネット販売で初めて自分の趣味趣向に一致するエロ本

「ぽちゃぽちゃ天国」を見つけた時の感動は計り知れないものでした。

今までどれだけ狭い世界で生きてきた事か。世界は広い。私は一人じゃない。そう痛感しました。

届いて1ページ目を開いた時の本の香り、今でも覚えています。

 

その本のシリーズは10冊前後+特別編1冊ほど出版されていたのですが全て購入致しました。

 

さて、私は当時実家暮らし。結構な量です。隠し場所にも困ります。

さすがに聖物だとしてもオープンに飾る事ができないぐらいの一般常識は持っていました。

 

私は父と同じく扉付きの棚を買い、パソコンデスクの後ろに設置し、そこにぽちゃぽちゃ天国を隠しました。

 

なかなか理解してもらえないのですが

私の場合、性癖にドンピシャのアイテムを見つけること自体が激レアです。
なので「もしかしたら1%くらい刺さるかも」と思った物も、とりあえず買います。
後悔したくないので。

 

そこで後悔をしない為に買ったアイテムが3点。

・インパルス堤下 写真集

・ボブサップ 写真集

・貴乃花 写真集

この3点は一度見て、パソコンデスクの後ろに隠した棚に保存しました。

 

インターネットが主流となり、趣味趣向に合うアイテムが発売されても

感動する事がなくなる程、月日が経過したある日。

私は仕事の都合で東京での一人暮らしが決まりました。

荷物はとりあえず服のみ。

 

ドラマや映画では息子が旅立っても、息子の部屋はそのままにしておくじゃないですか。

実家に帰った時にそこで寝泊まりして。いつか子供ができた時はその部屋を見せて

「これがワシが育った部屋なんやで。」

とか紹介しちゃったりして、部屋に貼ってるポスターとかノスタルジックな感傷に浸ったり。

てっきりそんな未来が私にもあると信じて疑わず、パソコンデスクの後ろの棚に隠したエロ本+写真集もそのまま置いて旅立ちました。

 

10年後20年後に実家に帰った時

「こんな本あったな…」

と、1ページ目を開いた瞬間、初めてぽちゃぽちゃ天国を開いたあの時の香りがするのかな…

なんて思っていました。

 

家を出て1ヶ月。東京の生活にも少し慣れ、休みの日は憧れだった新宿に遊びに行って買い物。

友達はいないけど一人行動は慣れていたのでホームシックにはなりませんでした。

 

ただ体調を崩した時は大変でしたね。

当時は今のように出前館やUberのようなサービスは無く、出前はお寿司かピザ。

何か食べて薬を飲まないといけないと思い、スーパーで食べれそうな物を買って、寝込んでました。

40度前後になると視界がぼやけてしまい、意識も朦朧としてきます。


私は死んだ様に眠っていましたがトイレに行きたくなり、深夜に起きました。

携帯のメールをチェックすると親から添付画像付きで数通のメッセージが届いていました。

 

1通目:母

「あんたの部屋、今日から私のウォークインクローゼットにするで!」
 

2通目:母
「この服いらんの?まだ着れるで!送ろか?」

 

3通目:母
「こんな感じで綺麗になってきてます!ポスターは全部剥がすで!」

 

4通目:父

「お母さんが倒れました。」

 

見た瞬間に私も気絶しました。

 

 

翌朝、目覚めた時には熱も37度に下がっていました。

長く悪い夢を見ていた。全部夢だ。

そう思い込んで、携帯を開くと父から送られてきていた画像が再び表示されました。

 

1つ1つ、買った時の思い出に浸りながら父に返信をしました。

「捨ててください…」

 

画像から本の香りは感じませんでした。