今日は、イヌと保護シカたちのお世話と家事とで一日が終わってしまいました。

 

数日前から、保護シカのぞみちゃん(♀推定7歳)が、夜中に庭から室内に帰ってきたことをわたしに教えくれます。

 

「ただいま!のぞみ帰りました!!」と、とっても張り切って報告に来てくれるので、わたしはまた寝不足です(笑)。

 

朝からは、ごきげんの保護シカたち。庭で追いかけっこをして遊んで、イヌのひよりちゃん(♀10歳)もシカたちの遊びに参加していました。

 

「今日も暑いね」とすぐるちゃん(♂7歳)。

 

 

「ニュイ~ン」とすぐるちゃん。その後でのぞみちゃんも首を伸ばしているのでおもしろいです(笑)。

 

現在、保護シカすぐるちゃんとのぞみちゃんはお互いを受け入れ、理解し合っています。しかし、すぐるちゃんを保護した翌年にのぞみちゃんをレスキューし、ふたりが同じ空間で生活を始めた頃は、少し大変でした。

のぞみちゃんは脚の傷の処置が終わり、断脚してから傷口が回復するまでのぞみちゃんは治療部屋にいました。その間、すぐるちゃんたちはネット越しにのぞみちゃんの様子を見守っていました。

約4ヶ月間、ネット越しに互いを見ていたふたりですが、そのネットがなくなると、すぐるちゃんものぞみちゃんも緊張し、互いに意識し合うようになりました。

同じ空間での生活に慣れるまで、ふたりは時折小さなもめ事を起こしていました。その際、わたしはふたりの間に入り、なだめながら様子を見て、適切なタイミングでふたりから離れていました。

わたしが間に入ることでスムーズに落ち着くこともあれば、そうでないこともありました。その場合、ふたりの興奮が完全に静まるまで、わたしは間に入りカーミングシグナルを出し続けました。

*カーミングシグナル:相手との争いを避けるためのシグナル

カーミングシグナルは、異なる種でも伝わります。シカたちがもめている際には(♂の繁殖期の行動を除いて)、無言で斜めからふたりの間に入り、体はシカたちの正面ではなく斜めに向けます。顔と目線をシカたちから外し、ゆっくり数回瞬きをします。

重要なのは、シカたちの正面に立たず、ガン見しないことです。

 

わたしたちは動物たちから顔や目線をそらしていても、視野の広さにより多少は見えるため、動物たちの仲裁に入る際は、体や顔、目線をそらしたまま状況判断を心掛けます。

これは何度か経験するうちに自然と無意識にできるようになります。無意識にできるようになると、動物たちに不快を与えずに対応できると思います。

動物たちの言葉(シグナル)を学び、かれらの言葉でコミュニケーションを試みてみよう。

 

 

にほんブログ村のクリックをお願いします。

   ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村