雨が止み晴れ間が見える1日になり、久しぶりに洗濯物がよく乾き助かりました。
保護シカたちは雨上がりの庭を楽しんでいました。
雨の後は植物がぐん!と成長するので、シカたちはよろこんでいるように見えます。
保護シカすぐるちゃん(♂7歳)。
「葉っぱ食べてるよ~」
保護シカのぞみちゃん(♀推定7歳)。
「わたしも葉っぱたべてるよ~」
今年は庭にある2本の梅の木の実のなりが少なかったので、シカたちの楽しみは少し減りましたが、夏はこうして下草が生えるので、この時期は冬より生活の質は高いです。
シカたちがこの庭で生活するようになってから、庭に立ち寄ってくれる生き物たちが増えました。
糞虫のオオセンチコガやセンチコガネ、チョウたちやハト、カラス、他の小鳥、サシバエ、など庭に来るようになり、シカたちがいるだけで我が家の庭はいろいろな生き物たちの出入りが多くなり賑やかになりました。我が家には我が家の生態系があるのだろうなと思います。
チョウたちの動きがおもしろいのですが、シカたちのフンのある少し水分を含んだ所が好みのようなのです。その場所の地面で羽を開いたり閉じたりしながらジッとしているところをよく見かけます(何をしているかは不明)。
カラスや小鳥さんたちは、シカたちの毛お目当てでやってきます。
ハトと糞虫さんたちは、シカたちのフンがお目当てです。
現在、地球温暖化による気候危機に直面していますが、生き物たちはこの異常な気候でなんとか生き延びようとさまざまな能力を駆使していると思います。
自然環境の環境と自然動植物の相互関係や自然環境の景観などは流動的で、その時々の気候や生息状況によって、生き物たちは衰退したり繁栄したりして、絶妙なバランスで繊細な自然環境の生態系を保ってくれているのだろうと思います。
そのバランスについて、わたしたち人間はほとんどのことを知りません。
自然環境のあり方は、人間が決めるものではなく、自然と自然動植物によって導き出されるものだとわたしは考えています。
そのため、自然の「治癒力」を弱らせる人間活動を改め、自然と自然動植物が織りなす自然のあり方についての研究など行ってほしいと思っています。
そして「増えすぎた」シカたちは生態系を破壊すると一般的に言われていますが、それを人間活動と同じと考えるのは大変おかしいことです。
シカたちが自然環境に及ぼす影響の大きさや規模は、人間の自然環境破壊や汚染、野生動物の乱獲、採取と同等に捉えるべきでないということは、自然環境に対して行っている人間活動を見ていればわかることですし、シカたちを観察していてもわかることではないでしょうか。
自然の生態系を構築しているのは個々の生き物たちということを忘れてはいけないと思います。
人間であるわたしは、他の種たちよりもとてつもない大きな力を持つ動物種です。
そのため、わたしは自然環境や生き物たちに対して謙虚な人間でいたいといつも思っています。
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