今日はひたすら庭の整理や離れ部屋の掃除などをしていたので、とても疲れたが、気になっていたことを片づけることができたので気分はスッキリしている。
ぼちぼち作業をしていたのだが、重たい物を運んだり、土を掘ったりしていたので気力よりも体力が追いつかない感じだった(苦笑)。
わたしの作業中、犬鹿たちは自分たちの時間をすごしたり、時折作業を見にきたりしてゆったりしていた。
張り切って作業をして疲れすぎてはいけないので、明日は普段している家事や掃除などだけをしてすごそうと思う。
ところで、先日、犬鹿たちが室内で少し混雑した時があった。
混雑するとお互いの距離が近くなり動きにくくなるので事故が起こりやすい。
しかし、犬やその他の動物たちが自分で落ち着いて状況判断ができ、対処できると事故は起こりにくい。
たとえば、下の写真は犬のひよりちゃん(♀7歳)が縁側にいる時に、庭から鹿ののぞみちゃん(♀推定3歳)が部屋に入ってきた。
のぞみちゃんが部屋に入ってくるというのは、のぞみちゃんの脚音などでわかる。
なので、ひよりちゃんは座ってジッとしていた。
のぞみちゃんは頭を低くしてひよりちゃんにカーミングシグナルを出している。
わたしがひよりちゃんに「座ってマテ」など言っていない。
座って(もしくは立って)動かずジッとするのは、ひよりちゃん自身が発見したのぞみちゃんへの対処方法なのだ。
もちろん状況に応じて犬鹿たちのシグナルや行動は変わる、
ひよりちゃんは動かずジッとしてのぞみちゃんから目線をそらしている。
息をひそめる感じのひよりちゃん。
この間にのぞみちゃんが移動をして、のぞみちゃんが少し離れた場所に移動をしたらひよりちゃんは動き始める。
ひよりちゃんは自分が動く距離やタイミングなどをよく知っているのだ。
そのタイミングが少し早いと、のぞみちゃんがひよりちゃんに反応をするということを学んでいる。
犬の春ちゃんは、のぞみちゃんが移動をする前に自分から移動をする。のぞみちゃんが反応することよりも、距離をとるのを優先している春ちゃん。
春ちゃんものぞみちゃんから視線をはずしている。
その時は、下の写真のように顔をのぞみちゃんからそらし、距離をとるために使えるスペースをめいっぱい使う。
室内は使える面積が少ないので、犬鹿たちが思っている距離をとることが難しいが、シグナルを出しているので、衝突することはない(衝突しないのは、お互いがシグナルを出せ理解をしているから)。
犬鹿、お互いがカーミングシグナルを常に出しているので、混雑した時もゴタゴタになることなく、個々にゴタゴタが解消する行動をしている。
犬鹿たちがこのように行動できるのは、最初からではなく、お互いをよく知るにつれてシグナルの使い方などうまくなっていったように思う。
一緒に暮らしはじめた最初の頃は、お互いをよく知らないので、どのように対処すればいいかなどはっきりわからない感じがしていた。
しかし、カーミングシグナルは出しているので、大きなゴタゴタはなかった。
お互いの事をよく知らないうちは、同居人が犬鹿たちのクッション材になり、お互いどうしたらいいか困っている時やゴタゴタなりそうな時は、犬鹿たちの間に入りジッとして「落ち着こう」と伝えていた。
犬たちも鹿たちも相手を知りどうしたらいいか自分で考えて適切な対処方法を見つけ出しているので、人間のわたしが犬鹿たちに何かを教えるということはまったくない。
逆にわたしたちが犬やその他の動物から教えてもらうことはたくさんある。
犬やその他の動物が出しているシグナルをそのまま真似ることもできる。
春ちゃんがのぞみちゃんから距離をとるのに、顔をそむけて通過しているが、これは相手に敵意がないことを伝えているとともに礼儀正しい他者とのかかわりになる。
犬とすれ違う時に犬の目や顔をジッと見て通り過ぎるのは、相手に対して攻撃姿勢であることを伝えることになるので、犬やその他の動物と出合っても目をジッと見ないようにしたい。
犬やその他の動物たちの言葉を取得して、信頼関係を築くことができればいいなと思う。
そして、今カーミングシグナルが使えない、出せない犬たちは、シグナルを出せる環境下(心に余裕を持て落ち着いて状況判断や行動などができるように興奮させないなど)で暮らすようになると犬語を学ぶことができ、使いこなすことができるようになるので、犬たちにその機会があればいいなと思う。
犬やその他の動物のシグナルを真似してみたいなと思った方は、にほんブログ村のクリックをよろしくお願いします。
↓ ↓ ↓