今日はいい天気だったのですが、わたしはやる気が出ず、犬鹿たちとゴロゴロした時間をすごしていました。

 

犬のひよりちゃん(♀7歳・以下ひーちゃん)はわたしの脇に顔をうずめてよく寝ていました。

 

犬鹿たちとゴロゴロしたり、昼寝したりの時間はわたし自身とても安心します。

 

今日、ひーちゃんと散歩をしていて数年前の出来事を思い出しました。

 

当時、行動を共にしていた人に犬を預けたときの話です。

 

知人はわたしがPONOPONO犬育てを意識していて、これからは犬たちにしつけやトレーニングを行わないことを知っていました。

・今思うと、知っていたというだけで、理解してもらえていなかったのだなと思います。

 

なので、安心して預けたのですが、預けている一日半の間にトレーニングを行ったと言うのです。

 

まだ幼いひーちゃんは車がとても怖くて苦手でした。

 

なので、散歩中に車がきたら、わたしはひーちゃんに「車と距離を取ろうね」と言い、車と距離がとれるように回避を提案したり、車が通らない場所での散歩を増やしたりしていました。

 

するとひーちゃんは「そうだね、分かった」と自ら距離をとる行動をしていました。

 

ですが、回避ができず、車との距離が近いと、車に向かって吠えたり、リードをひっぱったりしてパニックになっていました。

・ボーダーコリーだから車追いをするとかの話ではなく、犬が車に反応をするのは恐怖やおどろきなどからです。これは、犬種問わずみられます。

 

この状態のひーちゃんに、知人は車が猛スピードで通る道路横で何時間もトレーニングをしていたというのです。

 

その内容は、トレーニングでお決まりになっているアイコンタクトからはじまり、車が来たら嗜好性ある食べ物で犬の視線を車から逸らす。

 

そうやって、車がきたら犬が人間の顔をみるように犬の行動をコントロールするのです。

 

ひーちゃん、どれほどつらかっただろう・・・と思います。

 

その場から立ち去りたいのにそれもできず、食べ物でつられてすごい葛藤状態だったと思います。

 

その後のひーちゃんはというと、回避できるようになっていたのに、遠くから車の音が聞こえてくるだけで過剰反応をし、車をみるとひどいパニックに陥るようになっていました。

 

回避を提案してもそれどころじゃなくなっていたのです。

 

わたしはその後、ひーちゃんが楽なようにと、車が通らない場所で散歩をするようにしました。

 

そして、ひーちゃんの様子をみて、ひーちゃんと相談しながら少しずつ散歩コースを変更していき、今は街並み散歩ができるようになっています。

 

ですが、状況によって以前の様にすんなり回避といかないときもあるので、わたしはひーちゃんより先に車を発見できるようにしています。

 

1日半という間の数時間というトレーニングで、ひーちゃんはその後ずっと苦しんでいるのです。

 

ひーちゃんの様子からトレーニングがどのように行われていたか、おおよそは想像できます(わたし自身ドッグトレーナーを目指していたので)。

 

わたし自身、犬たちにトレーニングをしてきたので、その副作用はよく知っています。

 

なので、犬たちの苦しみも(すべてではないですが)よく知っています。

 

犬たちはわたしたちの意のままに動く道具ではないです。

 

犬の苦手なことは無理に慣れさせようとしないで、犬のその気持ちを尊重して苦手な物事などから遠ざかる暮らしができるといいなと思います、

 

遠ざかり、安心できる環境で自分のペースでいろんなことを学んでいけるといいです。

 

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