今日は、みなさんにお伝えしたいことがあります。

 

正直に言えば、この件を発信すると非常に嫌われてしまうこともあります。

 

しかし、わたしは何よりも、苦しんでいる動物たちの立場を最優先に考えたいのです。これまでも何度か発信してきましたが、やはり大切なことなので、改めて言葉にしてお伝えさせてください。

 

目の前で傷つき、困っている野生動物と出会ったとき。

 

 わたしたちがまず優先すべきことは、「その個体の苦痛を、一刻も早く、少しでも和らげること」「少しでも安心できるようにしてあげること」ではないでしょうか。

 

SNSに投稿するために、スマートフォンを向け続ける時間があるのなら、なぜ、その時間を目の前の動物の状態を改善するための行動に充てようとしないのか……。

 

救護の現場に携わる者として、どうしても大きな疑問を感じずにはいられません。

 

もし活動報告として発信するのであれば、救護動物が適切な治療を受け、容態が安定してからでいいはずです。


撮影専門の担当がいたり、救護に必要な物資到着までの間の空白の時間(救護活動が始められず何もできない時間)、麻酔が効いていて容態が安定している時間などがあったりすると撮影のタイミングはありますが(わたしたちはそのタイミングで記録として最低限の画像を残しています)、リアルタイムでの撮影は、現場での活動ではあまりないと思います(その余裕がない)。

 

「かわいそうな野生動物」を、単なる投稿の題材としてコンテンツのように消費してしまう行為には、非常に強い違和感と危うさを覚えます。

 

野生動物は、種ごとに特有の行動や習性があり、一般にはまだ知られていないことが多くあります。だからこそ、その動物の性質を正しく理解し、知識に基づいた救護への配慮が不可欠です。

 

十分な知識や技術がないまま、一時的な感情で連れ帰ったりすることが、結果としてその動物にさらなる負担を強いてしまうこともあります。

 

大切なのは、SNSでの反応や「映え」を意識することではありません。 また、一時の感情に流されることでもありません。

 

「今、目の前の救護動物にとって本当に必要な対応は何か? わたしたちは何をすべきなのか?」

 

どうか一度立ち止まって、冷静に、その動物の立場に立った最善の選択を考えていただきたいのです。

 

この問題については、これからも形を変えながら、考え続けていきたいと思っています。

 

人間優先ではなく、救護動物を第一とする活動が求められます。

 

 

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