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【キューブリック・ムービー】木瀬冬斗のブログ

動画サイトYouTubeに【キューブリック・ムービー】というチャンネルを開局した小さな集団「a toy box」。
そのメンバー、木瀬冬斗のダイアリーです。

 

自分が自分であるという認識は「アイデンティティー」と呼ばれている。

それは昨日までの自分と今日の自分が自分であると認識するには欠かせないものだ。

でも人は精神面でも肉体面でも毎日変化している。
変わらないのは自分を自分たらしめている「アイデンティティー」だけ。

朝起きると「今日も自分だ」と思うと同時に「どこかに昨日までの自分が落ちていな

いか」と思ったりもする。


もし朝起きた時に昨日の自分の身体が寝床の隣にある世の中だと毎日が大変だ。
まず朝起きて昨日の自分を処理、つまり捨てることから始まるからだ。

どんなに昨日の自分が英雄的行動をとっていたとして、捨てるのがはばかっても捨てなければならない。

過去の自分をいつまでも置いとくのは、今の自分がいる限りタブーとなるのだ。
今の自分が存在するのは昨日までの自分の手柄であるが捨てる必要がある。


明日の自分に今の自分身体を胸を張って捨てさせるためにも今日の自分は昨日までの自分を超える必要があるし、明日の自分は今日の自分を超えるんだという自信がなくてはならない。


それが「アイデンティティー」の存在を知ってしまった人間の宿命。
過去の栄光にはあぐらをかいてられないのだ。

今日の自分は確実に捨てられる。
自分自身にだ。
ただ、捨てられるからこそ、今日という日を大切に生きないといけない。

様々な「自分」がいる中で、大部分が似たり寄った「自分」たちの中で
今日を経験できるのは今の「自分」だけ。
だからこそ、生きなければ。

それが「アイデンティティー」の存在を知ってしまった人間の宿命なのだ。

 

最後に!

先月、YouTube上に「キューブリック・ムービー」というチャンネルを立ち上げました。

 

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先日のクリスマスはいかがお過ごしだったでしょうか?

 

みなさんの家にはサンタはやって来ましたか?

 

どうやら今年のサンタクロースは人手不足だったようで・・・ 

 

世間では、入社しても3年で3割の新卒が退職してしまう昨今。 サンタ業界でもその余波が広がって来ているようです。

今日はそんな【サンタ業界】へ入った仕事の続かない男の話。 少し遅めのクリスマスストーリーをぜひご覧ください。

 

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車でどこか初めての場所へ出かけるとき、
いつもテーマを決めてCDを作り、その音楽を聴きながら運転している。

これは学生時代でも変わらないことの一つだ。
当時は電車移動が多かったので、
「WALK MAN」に新たな音楽を入れて聴きながら乗車していた。

こんな経験はないだろうか。

街中やテレビで流れてくる音楽を聴いて、
「あっ、これはあの時よく聴いていた曲や」とか、
「この曲をよく聴いていたとき、あんなことがあったなぁ」とか、
「よくあいつがカラオケで歌ってたなぁ」とか。

当時の風景や人が、写真を見るように広がってくる。
アルバムをめくって思い出を巡るあの感覚。
僕はそんな感覚が好きだったりする。

だからこそ、初めての場所に行くときは音楽をちゃんと聴きたいのだ。
もちろん、写真を撮って後で見返すのも好きだ。
その時の場面が主観なく、そのままの状態で飛び込んでくる。

ただ、僕が一番好きなのは、音楽を聴いた瞬間四方八方から甦ってくる、
友だちの声、その場の雰囲気、会話の内容。
これらが、あらゆる所から吹き込んでくる感覚が好きなのだ。

聴いた瞬間、記憶の扉が開く。
思い出という風が吹き込んでくる。
時に音楽は、重く閉ざされていた記憶の扉を開ける鍵となってもくれる。

僕が勝手に作った、色々なアーティストごっちゃ混ぜ、つぎはぎだらけのアルバムは、
ワンショット、ワンショットずつ心に思い出と一緒に映写されていく。

 

最後に!

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僕は幼い時から、バスや電車に乗ってるときに窓の外を見ると、
誰かがバスや電車と平行して走っているという妄想をしてきた。

その人物はアニメのキャラだったり、忍者だったり様々である。

そいつは建物の屋根から屋根へとピョンピョン飛びながら走っている。
走るのに邪魔な障害物、例えばビルがあると、スパッと斬ってしまう。

たまに目が合う度に僕はそいつに恐怖した。

「こいつは何のために、僕と平行して走っているのか」と。

それは僕だけのものだと思っていた。

僕だけのそいつだと・・・

しかし、友人が言うには、
「そいつは車窓忍者だよ。ネットでもたまに書き込みされてるよ」

驚いた。
同じように妄想している人がいるとは・・・
まさかの電車あるあるだったとは・・・

それからそいつを違う目で見るようになった。
そいつが現れるのは人に共通した心理的な何かの作用によるものではないかと。

小学生の時の理科の実験で、円柱の水槽にメダカをいれて、
水槽の周りに縞模様の紙を巻き、それを回すとメダカもそれに沿って回るというものがあった。

それは魚というものは川の中で流されても、元の位置を覚えており、
そこに戻るという習性を説明する実験だった。


バスや電車は人にとって不思議な体験をもたらすものである。
自分は動いていないのに、周りの風景はどんどん動いていく。
これは心理的にとても不安定な状態なのではないか。

そして、心理的な安定をもたらすため、風景に人を出現させ走らせることで、
人も動いているんだと納得させようとしているのではないかと僕は思った。

そいつは僕のために現れていたのである。
・・・たぶん。

 

一口にお笑いといっても様々な項目がある。

 

代表されるのは、落語、漫才、コントといったような、あらかじめネタを練って披露するもの。

他には、アドリブ芸としてのトーク(実際は枕からオチまで練られているので、アドリブという形態をしたネタではあるが)、大喜利などがある。

 

トークは元々競い合うものではなく、芸人さんの話術という、いちスキルでしかなかった。


ところで、「おもしろい話」はアドリブ性があるからこそ爆発すると僕は考えている。

 

例えば、同じくらいおもしろい(ウケる)話があるとする。

一つは、会社での失敗談。

もう一つは、親戚のおっちゃんの話。

 

そんなあなたが今、会社の同僚と仕事の話の最中に、同僚を笑かしたいと思ったとする。

その時、どちらの話を選択した方がよりウケるだろうか?

 

間違いなく後者である。

その流れを汲んだ話の方がアドリブ性が高く、おもしろく感じるのだ。

 

いくら同じおもしろさの話だとはいえ、仕事の話の流れで、親戚のおっちゃんの話は、

「なんだよ、急に。えらい放り込んできたな」とネタっぽくなってしまう。

 

このネタっぽくなるというのがポイントである。

つまり、ネタはあらかじめ用意されたものであるので、その場のハードルが上がってしまい、ウケづらくなるのだ。

(ハードルを上げる行為としては他に、話始める際「この前、面白いことがあって」と言ってしまうことなど)

 

おもしろい話には【アドリブ性】が重要である。

アドリブでなく、準備していた話だったとしても、いかにアドリブっぽく話せるかが、ウケるウケないの分かれ道だ。

 

だからこそ、多くのトーク番組は【トークテーマ】が用意されているのだと思う。

【テーマ】に沿って話すことでアドリブ性が増す、ハードルが下がるのである。

 

さて、ここで【すべらない話】である。

 

あの場というのは、ウケる条件をまるで果たしていない。

 

ウケる条件とは、改めて。

① アドリブ性が高いこと

②話す内容に連続性(流れに沿っている、あるいはトークテーマが同じ)があること

③ハードルを下げること(「この前、面白いことがあってさぁ」という枕は最悪である)

 

まず、トークテーマがなく、それぞれの芸人さんが話す内容を準備していることが明かされてしまっている。

つまり、アドリブ性が欠如。

 

次に、話の連続性がない、つまり、先ほどの例えでいうと、仕事の話をしていたのに、親戚のおっちゃんの話をするといったように、流れを汲んでないということだ。

 

そして、【すべらない】とハードルを上げていること。

 

普通はすべってしまう状況をあらかじめ作っておいて、そのハードルを超えて行かなければならない状況を企画したのは、ダウンタウン松本人志さんである。

 

あの番組に出ている芸人さんはもちろん、とてつもなく凄いが、あの企画によって【トーク】の位置を上げた松本人志の企画力はそれに輪をかけてとてつもない。

 

今や、あの場で語られる【話】は昔のそれではない。

【すべらない話】は、話術を話芸に変えたのである。

 

最後に!

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