自分が自分であるという認識は「アイデンティティー」と呼ばれている。
それは昨日までの自分と今日の自分が自分であると認識するには欠かせないものだ。
でも人は精神面でも肉体面でも毎日変化している。
変わらないのは自分を自分たらしめている「アイデンティティー」だけ。
朝起きると「今日も自分だ」と思うと同時に「どこかに昨日までの自分が落ちていな
もし朝起きた時に昨日の自分の身体が寝床の隣にある世の中だと毎日が大変だ。
まず朝起きて昨日の自分を処理、つまり捨てることから始まるからだ。
どんなに昨日の自分が英雄的行動をとっていたとして、捨てるのがはばかっても捨て
過去の自分をいつまでも置いとくのは、今の自分がいる限りタブーとなるのだ。
今の自分が存在するのは昨日までの自分の手柄であるが捨てる必要がある。
明日の自分に今の自分身体を胸を張って捨てさせるためにも今日の自分は昨日までの
それが「アイデンティティー」の存在を知ってしまった人間の宿命。
過去の栄光にはあぐらをかいてられないのだ。
今日の自分は確実に捨てられる。
自分自身にだ。
ただ、捨てられるからこそ、今日という日を大切に生きないといけない。
様々な「自分」がいる中で、大部分が似たり寄った「自分」たちの中で
今日を経験できるのは今の「自分」だけ。
だからこそ、生きなければ。
それが「アイデンティティー」の存在を知ってしまった人間の宿命なのだ。
最後に!
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