ちいさな黒猫は

ただ
その身体を震わせて

ただ
ちいさな声で

ひたすらに
未だ見ぬだれか、を求めて

ただただ
泣き続けるばかりなのでしょう。





ひとりは嫌だ

やめて



全身に走る痛み

胸の痛くなる想い



きっと
だれか来ると信じ

再び眠りに堕ちるのです



喩え
心の奥底では
死を願っていても。