関東のパン屋さん
グルっぽ作りました
パンが大好きな方、気軽に参加してください


2014年下半期に突入してからも相変わらず慌ただしい毎日を過ごしておりまして、ブログがまたもや久しぶりになってしまいましたあせる今年の運勢、一体どーなってんだろってくらい、波瀾万丈(笑)
間が空いてしまいましたが、荻窪でもう1軒行ってきたのがココ


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【レテ】


すみません、前記事で新店と書きましたが、2012年10月オープンなので、さすがにもう新店とは言わないですねガーン私のパン屋巡りが停滞中なので、こちらのお店が新店の記憶のまま止まってただけです(笑)
シェフはロブションやパークハイアット東京出身。
少し遅めの訪問時間だったためか、もしくは、店内が無駄にガランと広いためか(失礼)、パンが少なく感じました。しかも、食事パン推しにも関わらず、どちらかと言えば菓子系(ソフト)の割合が多かった印象。ただしクロワッサン・デニッシュ系はありません。
訪問時はちょっとガッカリもしましたが、食べてビックリ


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バゲット カンパーニュ
\280


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白ワインジュエリーレーズン オレンジピール(1/2)
\240


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パンオレ シャテーニュ
\150


さすがはロブション出身と言わざるを得なかったのがバゲット カンパーニュ。私がパンの教科書を作るとしたら、コレをバゲットカンパーニュのお手本として載せたいと思うくらい(笑)、見た目も食感も味も隙がなかったです。
ガッシリした手触りのクラストは、硬いのにクリスピー。ザクバリッと豪快に割れるタイプ。エッジはこんがりガリガリ香ばしいです(笑)
もちろんライ麦使用ですが、クラムはボコボコ気泡が開いていて、重くなく、しっとり&もっちりした食感。
さらに、石臼挽き粉も使用しているためか、クラムからも穀物の香ばしさや甘さが感じられて美味しかったです。サワー種使用ですが、変な酸味は一切ありません。(ほんの少し酸味は感じますが、酸味嫌いの私が受け入れられる程度に僅かです)
料理とも合いますが、ぜひそのまま食べましょう(笑)


ジュエリーレーズン×オレンジピールもまた、バゲット カンパーニュに近い生地ですが、こちらはこの形のため、クラムのしっとり&もっちり感が際立つのに、それでいて、口溶けと喉越し(というのか?)がよかったところに驚きました。外はハードなのに中はソフトと錯覚するくらい。
しかも、パンと具の一体感がすごい。味的にも食感的にも。レーズンはとろけるような柔らかさ、オレンジピールもギリギリまで細かくしてパン生地に溶け込みやすくなってます。
これもフリュイ系の中でかなりお気に入り。ただ、ちょっと残念だったのは、既にスライスされた状態で販売されていたフリュイ系が2種類ほどあって、購入出来なかったコト。スライスしないで欲しい派なのであせるロブションみたいに大量に作って、スライスとブロック両方置いてあるとかなら嬉しいんですが、ココは数も少ないし、ブロックありますか?とは聞けない雰囲気。


パンオレ シャテーニュは表面にトッピングされたゴマをほとんど落とさずに食べられたコトに感動(笑)ボロボロ落ちてくるのイヤなので、ちゃんとくっついてるの助かります(笑)
パンオレ生地ですが、しっとりはしているけど、舌触りに若干の粗さを感じるのは、もしかしたら栗粉を混ぜているからかもしれないですね。色的にも。具自体は少ないのですが、しっかりと栗の甘味があって美味しかったです。


どのパンからもシェフの技術の高さが窺えました。ぜひまた食べたいと思えるパンなのですが、私がパン屋さんに望むワクワク感や魅力が少し足りないとも感じてしまったので(ラインナップとか、寂しく感じる店内とか、窓から見える高々積み上げられた番重とか)、もう少し時間を空けてから再訪したいと思います。