本日は俳句ポスト兼題『菊日和』の人選並選発表日です。
今回は一句選に採って下さいました。
ありがとうございました。
今回も多くの方が入選なされました。
おめでとうございます。
いつものようにこちらが勝手に交流戴いていると思っている方の句を載せて、一言添えたいと思います。
記憶だけに頼っておりますので、モレがあるかもしれません。
その時はお知らせ下さい。
また、こちらに掲載されて不快な方はご連絡下さい。
すぐに削除致します。
散骨の波や菊日和ならむ 桃猫雪子さま
海への散骨の日、船がある海は凪いでいるようです。
父の入る焼き場は5番菊日和 桃猫雪子さま
お父さまの火葬のご様子かと。
どれかしらと確認なさっているかと思います。
菊日和義弟は巴里に行くと言ふ dolceさま
ご旅行なのか、留学なのか、門出に相応しい季節です。
一斉に開く楽譜や菊日和 dolceさま
オーケストラの一コマでしょうか?
季語が爽やかさを添えます。
昼酒の理由(わけ)を質せば菊日和 トポルさま
なるほど、そういう理由であれば呑まないではいられませんね。
でも、嫌な理由ではなさそうです。
菊日和金の御紋の牛車の糞 トポルさま
紋が皇室のものであるように思えてしまいます。
確かに牛車であればそのようなこともある訳ですね。
関節に出刃打ちおろす菊日和 比々きさま
何か動物を捌いているのでしょう。
お天気の良い日のご馳走なのかもしれません。
菊日和オタフクソースにほふ道 比々きさま
お好み焼きなのか、焼うどんなのか、露店の匂いが漂います。
帯の鈴りり、りり、りりり菊日和 楠えり子さま
和服の似合う方らしい句です。
帯どめの根付でしょうか?音が爽やかです。
水にほふ枯山水や菊日和 ウロさま
枯山水ですから水はないのですが、水の存在を感じさせる見事な庭なのでしょう。
しつけ糸するりと抜けて菊日和 さるぼぼさま
おろしたての和服に袖を通すのでしょう。
気合の入る一日になりそうです。
菊晴や塔より出たい阿弥陀様 ぽろたまさま
阿弥陀様もたまには外出なさりたいと考えているかもしれません。
菊日和上野みはしの茶も美味し ラーラさま
お出かけは甘味のお店なのですね。
「最後尾」の札まかさるる菊日和 剣持すな恵さま
イベントのスタッフに駆り出されたのでしょうか?
菊人形展かもしれません。
玉結び綺麗に閉じて菊日和 佐川寿々さま
お裁縫の最後がうまくいって何よりです。
菊日和放てマーブルチョコレート 山香ばしさま
何かに餌として放り投げているように感じました。
犀の目のやさしさにゐる菊日和 山野穴太さま
サイは心の優しさを感じさせる穏やかな眼差しです。
雨男なので菊日和に安堵 耳目さま
まずは、一安心ですね。いろいろな意味で。
側室の暮らせし寺や菊日和 小市さま
由緒あるお寺なのでしょう。
御寵愛下さった将軍様が先に亡くなったのかもしれません。
菊日和仔犬はまろびまたまろび 小川めぐるさま
可愛らしい子犬の様子ですね。
米櫃の底見えし日や菊日和 松尾千波矢さま
ちょうどお米を使い切って、新米が出来上がるころです。
城跡はまっ平なり菊日和 城内幸江さま
特に城壁などが残っていない城址なのでしょう。
今回は一句選に採って下さいました。
ありがとうございました。
今回も多くの方が入選なされました。
おめでとうございます。
いつものようにこちらが勝手に交流戴いていると思っている方の句を載せて、一言添えたいと思います。
記憶だけに頼っておりますので、モレがあるかもしれません。
その時はお知らせ下さい。
また、こちらに掲載されて不快な方はご連絡下さい。
すぐに削除致します。
散骨の波や菊日和ならむ 桃猫雪子さま
海への散骨の日、船がある海は凪いでいるようです。
父の入る焼き場は5番菊日和 桃猫雪子さま
お父さまの火葬のご様子かと。
どれかしらと確認なさっているかと思います。
菊日和義弟は巴里に行くと言ふ dolceさま
ご旅行なのか、留学なのか、門出に相応しい季節です。
一斉に開く楽譜や菊日和 dolceさま
オーケストラの一コマでしょうか?
季語が爽やかさを添えます。
昼酒の理由(わけ)を質せば菊日和 トポルさま
なるほど、そういう理由であれば呑まないではいられませんね。
でも、嫌な理由ではなさそうです。
菊日和金の御紋の牛車の糞 トポルさま
紋が皇室のものであるように思えてしまいます。
確かに牛車であればそのようなこともある訳ですね。
関節に出刃打ちおろす菊日和 比々きさま
何か動物を捌いているのでしょう。
お天気の良い日のご馳走なのかもしれません。
菊日和オタフクソースにほふ道 比々きさま
お好み焼きなのか、焼うどんなのか、露店の匂いが漂います。
帯の鈴りり、りり、りりり菊日和 楠えり子さま
和服の似合う方らしい句です。
帯どめの根付でしょうか?音が爽やかです。
水にほふ枯山水や菊日和 ウロさま
枯山水ですから水はないのですが、水の存在を感じさせる見事な庭なのでしょう。
しつけ糸するりと抜けて菊日和 さるぼぼさま
おろしたての和服に袖を通すのでしょう。
気合の入る一日になりそうです。
菊晴や塔より出たい阿弥陀様 ぽろたまさま
阿弥陀様もたまには外出なさりたいと考えているかもしれません。
菊日和上野みはしの茶も美味し ラーラさま
お出かけは甘味のお店なのですね。
「最後尾」の札まかさるる菊日和 剣持すな恵さま
イベントのスタッフに駆り出されたのでしょうか?
菊人形展かもしれません。
玉結び綺麗に閉じて菊日和 佐川寿々さま
お裁縫の最後がうまくいって何よりです。
菊日和放てマーブルチョコレート 山香ばしさま
何かに餌として放り投げているように感じました。
犀の目のやさしさにゐる菊日和 山野穴太さま
サイは心の優しさを感じさせる穏やかな眼差しです。
雨男なので菊日和に安堵 耳目さま
まずは、一安心ですね。いろいろな意味で。
側室の暮らせし寺や菊日和 小市さま
由緒あるお寺なのでしょう。
御寵愛下さった将軍様が先に亡くなったのかもしれません。
菊日和仔犬はまろびまたまろび 小川めぐるさま
可愛らしい子犬の様子ですね。
米櫃の底見えし日や菊日和 松尾千波矢さま
ちょうどお米を使い切って、新米が出来上がるころです。
城跡はまっ平なり菊日和 城内幸江さま
特に城壁などが残っていない城址なのでしょう。
ふなぐちの缶高く蹴り菊日和 酔いどれ防人さま
酒槽のふちから流れ出た清酒の入った缶を飲み干しての缶蹴りでしょうか?
二冠馬の引退式や菊日和 石川焦点さま
なんとなく菊花賞を引退のレースに選んだかのようです。
点滴を連れて語らふ菊日和 中山月波さま
病院の庭に出てのおしゃべりでしょうか?
入院中とは言え、お元気そうです。
うつくしき寺の紋縁菊日和 猫愛すクリームさま
由緒あるお寺と感じます。
納骨は此処でいいわと菊日和 葉音さま
ご自身の埋葬の地をお決めになったようですね。
杜氏住まふ部屋は整い菊日和 いもがらぼくとさま
これから酒蔵としての酒造りが始まるのでしょうか?
車椅子父に買ひけり菊日和 S.A.Y.さま
お体が不自由になられたお父さまへの孝行ですね。
呉服屋の玻璃戸の中の菊日和 24516さま
呉服屋さんのショーケースの中に季語を感じたのでしょうね。
段畑に墓土地一つ菊日和 GONZAさま
段々畑の中にあるお墓に菊の花が供えてあったのかもしれません。
濡れ髪のさらりと乾く菊日和 かざばなさま
この季節はあまりドライヤーの時間が長くなくてもいいのかもしれません。
甲乙の真名仮名綴る菊日和 ぐずみさま
真名仮名の文字はどれかよりも、双子の人名のようなところが面白いと思います。
腰巻の朱色選びて菊日和 さとう菓子さま
和服の下着の色を選ぶという着目ですね。
老ひの身を妻と生きなむ菊日和 しらぬいのがねさま
ご夫婦円満で何よりです。
菊日和孔雀は羽をつくろひて まゆ熊さま
孔雀も気持ちがよかったのでしょう。
運び入る百寿の皿鉢菊日和 ゆきたまさま
郷土料理ですね。
百歳はめでたいです。
菊日和湯飲みに酒の五つかな 輝久さま
湯呑みを並べて乾杯ですね。
天満宮柏手響く菊日和 松尾富美子さま
天神様も爽やかなお気持ちでしょう。
大輪は大臣賞「いこい」をふかす菊日和 水間澱凡さま
立派な菊をお育てになったのでしょう。
その菊は、いこいをご愛用のお歳の方の作品なのですね。
紅差せば背筋のしゃんと菊日和 風花さま
ここに描かれている女性は、きっとご高齢で、普段は腰が曲がっている老婆なのかもしれません。
作者のお母さまなのか、お婆様なのか、矍鑠としていらっしゃるご様子です。
酒槽のふちから流れ出た清酒の入った缶を飲み干しての缶蹴りでしょうか?
二冠馬の引退式や菊日和 石川焦点さま
なんとなく菊花賞を引退のレースに選んだかのようです。
点滴を連れて語らふ菊日和 中山月波さま
病院の庭に出てのおしゃべりでしょうか?
入院中とは言え、お元気そうです。
うつくしき寺の紋縁菊日和 猫愛すクリームさま
由緒あるお寺と感じます。
納骨は此処でいいわと菊日和 葉音さま
ご自身の埋葬の地をお決めになったようですね。
杜氏住まふ部屋は整い菊日和 いもがらぼくとさま
これから酒蔵としての酒造りが始まるのでしょうか?
車椅子父に買ひけり菊日和 S.A.Y.さま
お体が不自由になられたお父さまへの孝行ですね。
呉服屋の玻璃戸の中の菊日和 24516さま
呉服屋さんのショーケースの中に季語を感じたのでしょうね。
段畑に墓土地一つ菊日和 GONZAさま
段々畑の中にあるお墓に菊の花が供えてあったのかもしれません。
濡れ髪のさらりと乾く菊日和 かざばなさま
この季節はあまりドライヤーの時間が長くなくてもいいのかもしれません。
甲乙の真名仮名綴る菊日和 ぐずみさま
真名仮名の文字はどれかよりも、双子の人名のようなところが面白いと思います。
腰巻の朱色選びて菊日和 さとう菓子さま
和服の下着の色を選ぶという着目ですね。
老ひの身を妻と生きなむ菊日和 しらぬいのがねさま
ご夫婦円満で何よりです。
菊日和孔雀は羽をつくろひて まゆ熊さま
孔雀も気持ちがよかったのでしょう。
運び入る百寿の皿鉢菊日和 ゆきたまさま
郷土料理ですね。
百歳はめでたいです。
菊日和湯飲みに酒の五つかな 輝久さま
湯呑みを並べて乾杯ですね。
天満宮柏手響く菊日和 松尾富美子さま
天神様も爽やかなお気持ちでしょう。
大輪は大臣賞「いこい」をふかす菊日和 水間澱凡さま
立派な菊をお育てになったのでしょう。
その菊は、いこいをご愛用のお歳の方の作品なのですね。
紅差せば背筋のしゃんと菊日和 風花さま
ここに描かれている女性は、きっとご高齢で、普段は腰が曲がっている老婆なのかもしれません。
作者のお母さまなのか、お婆様なのか、矍鑠としていらっしゃるご様子です。