俳句ポストの天選・地選を見ると、自分の発想力の無さに打ちのめされます。

百句詠んでも俳句ではないのです。

もちろん、詩ですらないのです。

 

今回は丸裸になります。

まあ見て下さい。

おそらく呆れるでしょうが、これが私の今の実力です。

自分をもっと大きく見せようと思っても、力が足りないので、しょうがありません。

 

2016/10/6投句分
波郷忌や踏んで小指の鳴る音も ギャ句
波郷忌やスナメリ銀座ぶらぶらと ギャ句
2016/10/11投句分
波郷忌やお腹回りの肉つまむ
波郷忌や朝お通じの後の空
波郷忌や朝の散歩を日課とす
波郷忌やラーメンのつゆ残しけり
波郷忌のスマホにて句を詠みにけり
波郷忌や俳諧めけるツイッター
波郷忌や子規や虚子の句読み返す
波郷忌や句集はどこへ行ったやら
波郷忌の目覚める刹那詠みたる句
波郷忌を思いて胸に迫るもの
波郷忌の酒酌み交わす仲間あり
波郷忌の祠詣でる夜明け前
波郷忌や夕の銀幕めける雲
波郷忌や凛君いじめ句へ昇華
波郷忌のコーヒーゼリーめく夜空
波郷忌を夢にて句作して過ごす
波郷忌の朝ラジヲから主の祈り
波郷忌や生かされている朝の空
波郷忌の昼をステーキ食べるとは
波郷忌や善蔵の碑を濡らす雨
波郷忌を何もせぬまま過ごしけり
波郷忌の句詠めず窓は暮れてをり
波郷忌の朝味噌汁の油揚げ
波郷忌の伽羅香り立つ裏の路地
波郷忌の始まる朝日射す窓辺
波郷忌といふ日の朝の人の群れ
波郷忌や飛び立つ雀追う三羽
波郷忌や頬と手の甲あたる風
波郷忌やハザードランプ間を刻む
波郷忌のスマホ画面をめくる指
波郷忌やぐずる幼子背負う女
波郷忌のPOPの文字のかすれかな
2016/10/13投句分
波郷忌や消火ケースの赤色灯
波郷忌の診察を待つ間の眠り
波郷忌や待合室の皆小声
波郷忌や震災の夜思い出す
波郷忌や後れ毛の立つ日暮かな
波郷忌やタイヤ交換混雑す
波郷忌や街灯の数だけの影
波郷忌や隣の笑い声響く
波郷忌や待つ間渋滞する時計
波郷忌や母娘同時に話し出す
波郷忌や待つ間の息を呑む時計
波郷忌や待ち人の指忙しなく
波郷忌や窓の街灯割る縫い目
波郷忌や次伸ばす手を待つティッシュ
波郷忌や車窓に映る室内灯
波郷忌や泣いて帰ってきた息子
母真似て新聞を読む波郷忌の
波郷忌や待合室のため息を
波郷忌のドアを開ければ啼く雀
波郷忌のブログから吐く友の息
波郷忌や待ち人みんなスマホ繰る
沈黙の待合室や波郷忌の
スマホ繰るリズムの個性波郷忌の
苛立ちをスマホへ逸らす波郷忌の
2016/10/18投句分
波田陽区 聞き做し季語
黒き良き鵜俳句報い波郷忌録 俳句回文
波郷忌や句詠まんとて眠る午後
波郷忌や屋根のアンテナ向き倣う
波郷忌や電線蹴って飛ぶ烏
波郷忌や残るコーヒー飲み干せり
波郷忌や青蒼碧の岩木山
波郷忌や日差しが正午告げている
波郷忌に産まれた子らも四十過ぎ
波郷忌や我の逝く日は名のない日
波郷忌や才能なしの健康体
波郷忌を元気取柄に笑う朝
波郷忌の今日も髭剃り歯を磨く
波郷忌や何する事もなくて午後
波郷忌や何もせぬまま五十七
波郷忌や丈夫なだけの五十七
波郷忌や乳飲み子背負う妊婦たち
波郷忌や国会議員声荒げ
波郷忌の針を止めし置時計
波郷忌へ思い巡らす句集かな
波郷忌を思い二三句詠みにけり
波郷忌やパソコンのキー叩く音
波郷忌やあるじを待って座る犬
波郷忌や子の鼻唄を聴く夕べ
波郷忌や椀の味噌汁覗き込む
波郷忌や過ぎ行く人は足早に
波郷忌や書店の句集手に取って
波郷忌や色づく木々の緑の葉
波郷忌の朝の夢にて詠む名句
波郷忌の風受け旗の躍る様
波郷忌の句をパソコンに探す朝
波郷忌の富士見の道のポストかな
波郷忌や豪華客船入港す
波郷忌や雲頂へまとう山
波郷忌や陸橋渡る迷い犬
波郷忌や深呼吸して空を見る
波郷忌の朝新聞をまず開く
波郷忌や空どこまでも澄む青さ
波郷忌や父の背中と母の胸
波郷忌や渋滞縫って歩く猫
波郷忌や戻し忘れたウィンカー
波郷忌や晩酌今日も二合まで
波郷忌の朝を迎えて二日酔い
波郷忌や波郷の生きた道を知る
波郷忌や五十回忌へあと少し
波郷忌の朝やいつもと変わらぬ日
波郷忌や吾子の鼓動を確かめる
波郷忌や大陸からの船入る
波郷忌や若かりし頃思い出す
波郷忌の夜の灯りへ浮かれけり