いつも身近にある

自宅にもある

職場にもある

学校にもある

 

誰のそばにもある

窓の外にもある

目をつぶってもある

耳をふさいでもある

 

だけど、見えない

聴こえない

匂いも感じない

味もない

触れない

僕にだけ

 

そして、見える

聴こえる

香りもある

味もある

触れる

彼らには

 

彼らが感じ取れるものを僕は感じない

感じているのかも知れないが、気付かない

いつになったら、僕はそれに気づくことができるのだろう