昨日の青森市は、雨がザーっと降ったり、晴れ間が出たり、ちょっと安定しませんでした。

気温も肌寒かったり、暖かかったり。


今日の句、解りますか?

あまり使ったことのない季語を使ってみたかっただけなんですが。

熊が冬の季語なので、季重なりを避けるため、よくわからない句になりました。

映像を描けているかどうか。


今日のお話は、言葉って難しいよねってことです。


ブログにたまにコメント戴くんですが、こちらが読者になっている方のコメントのことではなく、たま~に一度も訪れたことのない方からのコメントの話です。


まだ、そんな数は多くないので、決めつけることはできないんですけど、いわゆるアクセス数を増やしたいためのブログ訪問の話です。


ご自身のブログを読んで戴きたいというお気持ちは、誰しも持っています。

ですから、コメント戴くこと自体は有難いのですが、たまたまなのか共通する言葉があって、不思議に思うのです。


「せっかくだから」という言葉です。


「せっかくだからコメント残します。」

こういう言葉の「せっかく」って、どういう意味なのでしょう?


「あなたのブログを訪問することなど、滅多にないことなので、コメントを残しておいてあげる」という上目線と感じてしまうのは、私が偏屈なのかなぁ?

「せっかく、このブログを訪問したのだから、コメントも残します。」とか「せっかくこのページを開いて、いいねやペタだけだと自分のブログに来てくれるか心配だから、コメントも残します。」的に感じられてしまう。

もし、そうなら「せっかく」という大変な思いをしたのは、このブログを訪問した自分のことであって、ブログを書いた人のことではないよねぇ。


大学のゼミの呑み会に教授を誘う時、「枯れ木も山の賑わいと言いますから、先生も参加して下さい」という言葉を発した学生もいたとか?


日本人から遜るという感性が失われつつあるのか、言葉の使い方がいい加減になりつつあるのか?

「ヤバい、このスイーツ美味し~い」の「ヤバい」は、理解できるのに、「せっかく」の意味が今一つわからない。


以下、goo辞書から「せっかく」の意味を引用します。


せっ‐かく【折角】

1. [副]
1. 1 いろいろの困難を排して事をするさま。無理をして。苦労して。わざわざ。「―来てくれたんだから、ゆっくりしていきなさい」「―のみやげを汽車の中に置き忘れた」
1. 2 (「折角の」の形で、体言に続けて)滅多に得られない、恵まれた状況を大切に思う気持ちを表す。「―の休日だから、どこにも出かけたくない」「―の好機を逃がしてしまった」
1. 3 全力を傾けて事をするさま。つとめて。せいぜい。手紙文などで用いる。「先生のお言葉を忘れずに、―勉学に励む覚悟です」

1. [名]
1. 1 《朱雲が五鹿に住む充宗と易を論じて勝ち、時の人が朱雲よく鹿の角を折ると評したという「漢書」朱雲伝の故事から》骨を折ること。力を尽くすこと。
* 「大小の合戦数を知らず。中にも―の合戦二十余か度なり」〈古活字本保元・上〉
1. 2 困難や難儀。
* 「難儀―に遭ふ」〈日葡〉
1. [用法]せっかく・[用法]わざわざ――「せっかく(わざわざ)おいでいただいたのに、留守をして申し訳ありません」のように相通じて用いられる。◇「せっかく」には「せっかくの好意を無駄にする」「せっかくだが断る」のような名詞的用法もある。また、ある行為が行われたのに期待した結果の得られないことを惜しむ気持ちを表して、「せっかく努力したのに不合格だった」「せっかく用意したのだから、食べていけばよいのに」などと使う。ほかに「せっかくご努力願いたい」のような、やや古い言い方がある。◇「わざわざ」は「わざわざ迎えに行く」「わざわざ持って来る」など、ついでではなく、そのことだけのために動作を行う意を表す。