昨晩は寒かったので、車のフロントガラスに露が着いていました。
青森市には暴風波浪警報が出ています。
少し雨模様です。
でも、青森市は大丈夫です。
気になるのは熊本や大分です。
頻繁に地震速報が発表されています。
震度3とか4とか、普段ならどうってことのない地震です。
でも倒壊しかけた家屋が多く、心理的にも追い詰められている状況では、こたえることでしょう。
あまりにも多い余震。
こんなにも終わりが見えない災害って。
復興に立ち上がる以前に心が打ち砕かれそう。
私たち俳人の最大の武器は想像力であるというようなことを組長は言っていたように思います。
想像力があれば、被災地の方々の思いを共有することができます。
被災している方々にも想像力が大切です。
いろいろ想像することで、救われる命もあると思います。
一方、想像しすぎて心配からくるストレスで心身を蝕む人もいるでしょう。
倒壊した我が家のこと。将来のこと。
冷静に善後策を検討するのは必要ですが、心配はストレス物質を増やすだけです。
被災地の知人を思って心配する場合も、ただ心配するだけでは解決にならず、心を蝕んでしまいかねません。
私たち俳人には、もう一つの武器があります。
組長は、俳句によって人生でどれだけ救われてきたと言っています。
組長が俳句で救われた理由の一つは、自分を客観視する力ではないでしょうか?
自分を客観視して、自分に対する好奇心を持つことではなかろうかと思うのです。
好奇心は私たち俳人の大切な武器の一つではないでしょうか?
吟行をする時のように、周囲の人たちを観察し、自分の置かれている状況を観察し、自分自身の心をも観察する。
今まさに危機に接している切迫した状況なら別ですが、たとえば避難所でただ待っている時、被災地の知人を思う時、こんな状況にいることは滅多にないことだと好奇心を持って自分自身を観察できたなら。
作句をする必要はなく、歳時記もメモ用紙も筆記用具もなくてもいいのです。
観察して心に留めようとするだけで、心に余裕がでてくるということはないでしょうか。
また危機に接して生き延びるために必死にならないといけない状況がくるかもしれませんが、その時までは心と体を休養させて、備えなければなりません。
想像力と好奇心とゆる~りゆるゆるの精神で、乗り切っていけたらなぁと思うのです。