おっぱいの苦労 | Guava Juice

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2007年6月24日生まれチョボの育児ログ

テレビで、赤ちゃんが母乳を飲むようになるまでの、
24歳新米ママの奮闘ドキュメントをやってました。

生後2ヶ月ほどののマイトくんは、ママのおっぱいから直接飲まず、
「乳首保護カバー」をして飲むことに慣れてしまっています。
でも、それだといいおっぱいが出なくなるので、
ママは直接おっぱいを飲ませようと、日々奮闘。
涙、涙のがんばりをつづけた結果、ようやくマイトくんは
おっぱいを直に飲むようになって、めでたしめでたしという
ドキュメンタリーでした。

なつかしい。

わたしの場合、「双子が育てられる」と助産師さんに
言われたほど、おっぱいはふんだんに出まくっていました。
生まれて2日目に、チョボがNICUに入ってしまったので、
傷だらけの体で3時間おきに搾乳しました。
あのときは地獄の日々だった。座ると痛くて力が入らず、
寝そべって搾乳してたら、助産師さんに苦笑されたなぁ。
それでも生産過剰のおっぱいがたまり、メロンのように胸がはれて、
これまた死ぬほど痛かったっけ。

NICUから出たあとは、チョボの口が小さくてなかなかうまく飲んでくれなかったり、
2ヶ月くらいのときは、飲みきれなかったおっぱいが溜まってしまい、乳腺炎の
一歩手前まで行ったり、うまく行きはじめたと思ったら、
今度はチョボに乳首を噛み切られ、死ぬほど痛い思いをしたり……。

とにかく、断乳するまで、おっぱいの試練はつきませんでした。

だから、この新米ママさんの追いつめられて泣いちゃう
気持ちは本当によくわかる。
こればかりは、周りは何の手助けもできないので、
ママの孤独な戦いなのです。

そういえば、最近息抜きに見ている「デスパレートな妻たち」で、
4児の子育てに疲れ切ったママ(リネット)が、精神薬に手を出して
依存症になってしまうという話があります。
自殺寸前のギリギリまで追いつめられたリネットのところに駆けつけた
友人ママたちは、
「わたしもそうだった。子どもが小さい時は、追いつめられて毎日泣いてた」
と口々に打ち明けます。
それを聞いたリネットは、
「なんでそういうことを早くいってくれなかったの。みんな、
平気な顔してたから、わたしだけがダメなママだと思ってた」
と泣きじゃくるのです。

すごくわかるなー。家のなかでのママの苦労なんて、
周囲はまったく知りません。
だからこそ、ママは日中はなるべく外に出て、うまくガス抜きしないと、
本当に追いつめられてしまいます。

冒頭の番組を見ながら、チョボに「大きくなったねー。
チョボも、おっぱいゴクゴク飲んでたんだよ」というと、
チョボは、「またおっぱいのみたい」と、わたしに
すり寄ってきました。

最近、チョボは変に赤ちゃん返りしていて、やたらと
わたしのおっぱいを触りたがったり、「おっぱいのみたい」
といったりします。
チョボの場合、1歳3ヶ月で文字通り「断乳」したので、
もしかしたら、未練が残っちゃってるのかなぁと、
ちょっと不憫です。

でも、わたしは「母乳育児信奉者」ではないので、番組のママの
ような状況になったら、さっさとミルクに切り替えるだろうなぁ……。

おっぱいつながりで、最近おもしろかった本。

良いおっぱい悪いおっぱい 完全版 (中公文庫)/伊藤 比呂美

¥800
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25年前に出版された、育児エッセイのベストセラーが、
加筆されて再出版されました。

ああ、この本を妊娠時代に読んでおけばよかった。
過激な部分もありますが、妊娠~育児の現実が
ものすごくリアルに書かれていると思います。
いまなら、あまり目新しくはない切り口かもしれないけれど、
これを25年前に書いた作者はすごい。

とくに、本文139ページの「発育の過程」とか、
「うちで仕事している人間にとって、アカンボというのははっきりいって
じゃまものだから……」みたいなくだりとか、
そこまで言い切ってくれるのが、ほんとにすがすがしい。

育児をナメていたので、産んでからさんざん苦労しているわたしですが、
この本を読んでいれば、そんな甘い考えはなかったかも。
それでも育児は、「がさつ、ぐうたら、ずぼら」でいいといってくれる
この本を、「これから出産する、するかもしれない女性」は、
読んでおいて損はないかもしれません!