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この記事の続編ですぅ
 誕生日
誕生日 のお祝いをしてもらいながら、楽しくお酒を飲んでいると
のお祝いをしてもらいながら、楽しくお酒を飲んでいると
のぶゑさんの友達にスイッチが入りだした
「ゆきちゃん!ゆきちゃん!結婚して」
「自分が修行せんでも俺を連れて帰れば、俺が新潟で店だしてやるから」
・・・焼肉屋さんの店長だった彼は独立する為に店を辞め8月に出店するらしい
晃子「何それっ!そんなんせんでいいし!しかもゆきちゃんって誰?(笑)」
そんな話で楽しく飲んでいたのだけど
次第に私の福岡での使命について彼は絡み始めた・・・・
彼「今、酒を飲んでいる場合じゃないやろ!」
彼「福岡で、何を学んだのか言ってみろ!!」
さっきの楽しい雰囲気は一転して
全員が困惑し、だまっていると
のぶゑさんが私の変わりに代弁してくれた・・・
のぶゑ「じゃあ、あなたは、この子の何が分かると?」
のぶゑ「どんな思いで今までやってきたか、知っとうと?」
彼「そのボスが自分で福岡に来ればいい!!女を一人で来さすなんて男じゃない!」
のぶゑ「この子のお師匠さんが、この子に学ばせたい事があるっちゃけん!」
のぶゑ「じゃぁ、この子のお師匠さんの気持ちが分かると!?」
彼「そんなの分からん!じゃぁここに連れて来てみろって!!」
のぶゑ「分からんのに、この子の事を責める権利はあなたには無い!!」
のぶゑ「連れて来たところで、この子のお師匠さんにあなたは敵わない!!」
・・・最初は本当に意見の交わし合いやったと
・・・次第に声を荒げて怒鳴る程の勢いだった
プロボクサーやった彼は
机をバンバン叩きながら威嚇している
その勢いに負けん様にのぶゑさんも声を張り上げた
のぶゑ「この子がお師匠さんの気持ちに応えたいけど、応えられなくて苦しみながら、迷いながら頑張ってるんじゃない!!」
涙ながらに、のぶゑさんは私の事をかばってくれた。
その熱い思いに私も心が熱くなって涙が溢れた
のぶゑさんと彼の口論は1時間以上は続いた・・・
・・・終わってから知った話やったけど
彼は今までお師匠さんとのつながりを全て断ち切って生きてきたそうで・・・
仲間という存在を信じれんでここまで来てしまった様だ
私も全然彼を知らんで評価してしまったっちゃけど
素性を知るとかわいそうな人やったと反省・・・
私を通して、自分が頑張ってきた事
寂しい気持ち、8月からの出店に対しての不安を訴えていた
・・・そんな事を知らんで話を聞いていた私は
あなたに私の気持ちを分かってもらわんでもいいし
あなたなんかに私の気持ちも語りたくない
そんな気持ちやった
でも、のぶゑさんだけは違った
・・・次第に彼も泣き出して、
自分が今まで苦労して頑張ってきたって話をしだした時
席を隣に移して
のぶゑ「そうね!ごめんね・・・そうね店長頑張ってるもんね・・・」
と抱きしめていた

少しでも、彼の言う事を訂正しようものなら彼はまた興奮してしまうけん
のぶゑさんはひたすら彼を受け入れ続けた
私は内心
「なんで、そんな奴に謝らんといけんののぶゑさん謝らんでいいし!!」
「自分が頑張ったとか自分で評価するもんでもなかろうや?」
なんて責め続けたっちゃけど・・・
のぶゑさんが見送りに行った時に
彼「のぶゑ~今からワインバー行こうや~」
ってのぶゑさんを誘うほど仲は修正されていた

のぶゑさんの器、でかすぎるやろ
戻ってきたのぶゑさんは
「あ~怖かった~」
と乙女だった
のぶゑ「一歩でも引き下がったら、この子の努力、お師匠さんの思い、私のしてきた事全て、否定してしまうみたいで引き下がれんかったぁ~」
のぶゑ「皆ごめんねぇ~」
のぶゑ「おっちーも店遅くまで開けさせてごめんねぇ~」
本当に、こののぶゑさんって人は・・・
すごすぎる
私、のぶゑさんになります
手元の時計はお昼10時を回っていた
皆で、お昼ご飯を食べて解散
朝まで飲むのはいつもの事やけど
さすがにこの時間は久々~って言っとった
・・・2日後のぶゑさんと再び会った時
声を張り上げたのぶゑさんは喉が潰れてしまって完全に
のぶひさの声だった
のぶゑさんありがとう
店を遅くまで開けてくれたおっちーありがとう
私の為にキレくれたゆりちゃんありがとう