父が亡くなって看護士さんが
しばらく席をはずしてくれて、家族だけの時間を過ごす・・・
・・・感謝や、お礼、家族の決心をお父さんに伝えて・・・
看護士さんにお父さんの着替えをお願いする。
・・・家族は、ティールームに待機
その間・・・
親戚と葬儀についての段取りの話をする。
まずは、葬儀屋さんに連絡をつけるのだけど・・・
・・・もう、知らないし、分からない事だらけ。
私達は、それぞれ職場に連絡し
親戚、知り合いにも連絡する。
母、姉、私は、誰かに連絡するにも、泣いてばかり・・・
だけど、こんな時、高嗣は、父を看取る時
涙を見せたけれど
今後の話に関しては段取りを仕切ったり
親戚にどうすべきかを冷静に聞いていて
やっぱり男の子が、いて助かるし、
長男の覚悟をしていたんだと、たくましさを感じる。
看護士さんが父を綺麗にしてくれると
仕事用のスーツに着替えさせてもらった父は
本当にかっこよく、たくましく
今までの闘いを忘れられるくらい、いつものお父さんだった。
自宅まで運んでもらい
お客さんが来た時の為にお湯を沸かしたり
お茶や湯のみを用意したり・・・
そんな事をしていると
お父さんが帰って来ていた。
私が見たときには、既に、白い布か顔にかけられていて
本当に死んでしまったんだと実感した。
ドライアイスで父を冷やしているけど、まだそんなに冷たくはない。
葬儀屋さんと今後の段取りを決める。
本当におおごとで、大変なんだ・・・
悲しみに浸っている時間はない。