病院に着くと
父が昨日以上に苦しんでいた。
声を出して、うなっていた。
昨日は身の置き場が無くて体を色々動かしていただけだけど
今日は、明らかに苦しんでいる。
聞けば・・・
6時のお夕飯を済ませた後に
睡眠薬や、その他のお薬を飲んでから
声を出して苦しみだしたようだ。
今もなお、苦しんでうなりながら、色んな体制で身の置き所を探している。
・・・お母さんが
「もう、頑張らなくていいよ・・・辛いなら辛いって言って良いんだよ・・・」
泣きながら、お父さんに訴えている。
痛み止めの座薬を入れても
・・・効かない。
30分後
更に座薬を入れてみる。
お母さんから
母「今、私達は耐える時期に来ているのかもね・・・」
晃子「どういうこと?」
母「失う辛さよりも、お父さんを楽にしてあげる事を選ばなきゃいけない事もあるって事」
・・・私は、どんなお父さんも受け入れるよ
でも、もう十分苦しんだよ。
これ以上は、生き地獄な気がしてならない。
・・・そんな話を母からされても泣かない私がいる。
強くなってしまったのかな・・・