家の前に車を止めて車から家に入るだけで、精一杯。




これは、私も父も。




その一瞬で、介護の大変さに気づく。






横になってもらって、お茶を入れてあげて




「家に帰ってこれたね!お帰りっよかったねぇ?」




なんて、声を掛ける。






でも、本当に突如退院が決まったから、家族としては何も準備が出来ていない。




母も不在で、正直私自身不安になる。






しばらくして、母が帰ってくる。




母「お父さん、おうちはどうですか?」




父「やっぱりいいですね!ありがとう。」




そう言われると、




母「よかったねぇ・・・。帰って来たかったんだよねぇ・・・。」




って涙を流しながら父を抱きしめた。








綺麗な話はここまで。








こっから、私とお母さんの喧嘩が始まるんだけど・・・




愚痴っぽくなってしまうので、この辺にしておきます。




綺麗事では、すまない話が沢山あって。




私だけが、父の看病の為にお休みをいただいている。




だから、私が福岡に戻れば、父はまた病院に帰されてしまう。




母も、私が休みだからこうやって家に帰してあげられたけど、




私がいなければ無理だと言う。






兄弟も、仕事があるから、父の介護に関しては私にゆだねられている感じ。




気持ちとは裏腹に本当に大変な現実と直面して不安がいっぱいだ。




社会問題になっている、介護の事情・・・




まさか、自分事になるなんて、考えてもみなかった。