決意をしたものの・・・



いざ店長の顔を見ると、怖気づく。



結局バイトが終わって、店長が帰る瞬間のその時まで言えなかった。



「お疲れ様でぇす」

って帰ろうとした店長を追いかけて、伝える。




あきこ「私、店長にまだ話してない事があるんです・・・」


店長「なに?」


今まで和やかに会話をしていた、店長からパッと雰囲気がシビアに変わる。




あきこ「実は、3月末で新潟に戻る事が決まってます。」


店長「えっ?何て?」


あきこ「新潟で、お店を出すことが決まっていて、その為に修行をしに来ました。」


店長「何で、それ先に言わんやったと?」


・・・少し、攻撃的な口調で話は続く・・・




あきこ「そこは・・・・私の弱い所です。」


あきこ「福岡に、知り合いもほぼいない状態で、仕事も決まってなく・・・」


あきこ「本当の事を言って、たった4ヶ月間だけ、雇ってもらえる自信がありませんでした。」


店長「そやねぇ・・・でも、本当にする気があると?」


店長「本当に強くならんとしきれんよ!!」


あきこ「はいっ。」


あきこ「初めの面接の時にとても暖かく向かいいれていただいて・・・」


あきこ「それだけで、本当の事を言えないでいる状態が、苦しくて・・・」


あきこ「言おう言おうと思う間に1ヶ月が経ってしまいました。だまっていてごめんなさい。」




・・・・店長はしばらく沈黙を続けた・・・・






店長「言えんくて、苦しかったねぇ・・・」








・・・どうして?




・・・私は、騙していたと思われても仕方ない事しているのに・・・



・・・こんなにも優しい言葉をかけてくれるなんて思ってもみなかった・・・





・・・店長の暖かさに涙が止まらない・・・



あきこ「そんなぁ・・・店長ごめんなさい。私なんかの気持ちまで考えてくれなくていいんです・・・」


店長「よかよ!よかよ!つらかったろう。」




・・・本当に、こんなにも優しくされることなんて予想してなくて、声を出して泣いてしまった。





店長「新潟の社長さんに、今まで福岡でなんしよったと?って思われんようにせないけんね!」






・・・店長の器の大きさに、驚愕した。






私は、本当に、恵まれている。



・・・新潟のボスが見守ってくれている中福岡に飛び出して・・・


・・・福岡でも、こうやって、私のホルモンロードを応援してくれる師匠が出来た・・・


・・・更には、いつでも頼っていいよいってくれている人たちもいる・・・


・・・新潟で、私の帰りを待ってくれている人がいる・・・


・・・楽しみにしてくれている人たちがいる・・・


・・・応援してくれている人たちがいる・・・


・・・家族もいる・・・




本当に恵まれている。







でもね・・・店長に、本当の事を伝えて、ほっとしたんだけど・・・






・・・完全にプレッシャーが重くなった事は確かだ。



店長も、普通のアルバイトではなく、店長育成として、教育してくれるだろう。



こんな事なかなかしてもらえない。



それは、十分に分かっている。



ただ、私は、正真正銘!!



かなりの!!



小心者!!更にビビり!!



前にも何度かお伝えしただろうが・・・



完全にビビっている。









でもさぁ・・・そんな境遇でも、やってやりのけるのが私なのです!!



弱音を吐きながらもコツコツ前進している!!



それは、自信あるのよ。



気が向いたらブログに載せますが、かなりの波乱万丈な人生でしたから。






でもね、この「小心者」とか、「ビビり」とか書くとさぁ、うちのボスがうるさいんだ(笑)




ボス「いつも、あきこちゃんは、無理とか、出来ないとか自信ないとかいってるでしょ!!」


・・・みたいなっ(笑)




前の車屋の店長のときに良く言ったかもしれん。



それをボスはずっとひきずっとーけん。


少しでも、マイナスな事言うとすぐそー言うけんねー!!(本音)





この間も揉めた時にそういいよったけん言ってやった!



「私の言葉だけじゃなくて、行動や結果で判断して下さい!!」って(笑)



だけん・・・皆さんも、人の意見は言葉で信用してはいけませんよ(笑)






・・・ボスは、アメムチの達人の件で調子にのっとーけん(笑)


たまには、こういうオチも必要やろ(笑)