ブランド力
ブランド力は、名称や特定の製品を他社製品から「識別」するために
用いられる名称や言葉・記号・シンボル・デザイン等を総称したもの。
このような識別機能の他、「保証」「想起」などの機能がある。
1.何故ブランドがもてはやされるのか
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ブランドは企業が提供する製品やサービスが、常に一定のベネフィットを
有することを買い手に保証する。これがブランドが持つ保証機能というものである。
この機能は、買い手からすると一種のセーフティ・ネットとして機能する。
特定のブランドを指名することで、製品やサービスから得られるベネフィットを、
予め創造出来るからだ。もっとも、保証されていたはずの品質と実際とが
がかけ離れてしまっていると、当然そのブランドイメージは大きく傷つくことになる。
買い手はブランドイメージから様々なイメージを想起するが、これが
ブランドのもつ想起機能である。まず、ブランドイメージからその商品が
属するカテゴリーが想起され、その上で、そのブランドが持つ他ブランドとの
ベネフィットや価値の差異がイメージされる。
このようなイメージは、経験を通じて顧客の心の中に蓄積され、そして、想起した
イメージ=情報を参照することで、顧客は製品やサービスを決定する際の
時間やコストを省略する。
2.良質なブランド・イメージが高収益を支える
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企業にとって、顧客がブランドから想起するイメージが良質な程、顧客は
そのブランドを繰り返し選択する可能性が高くなる。つまり、顧客のブランドに
対するロイヤルティが高まるわけで、加えて、少々高い費用がかかろうとも、
顧客はそのブランドを選択するようになる。このブランドイメージの好循環を
ブランドの価値プレミアム効果と呼ばれることがある。良質なイメージを発信
するブランドほど、価格プレミアム効果が高まり、顧客ロイヤルティも向上する。
結果、価格競争を回避し、高収益を継続して確保する上で有利に働くわけである。
これが、ブランドがもてはやされる最大の理由である。