短編・超短編・その他書き物。徒然と書き散らす。
出会えて良かった、って思える出会いにしたい。
-わたし-
彼女は高校3年生。
見た目を一言で表すとイマドキ。
マスカラまつげに細い眉、大人からはまだ必要ないと言われながらもファンデーションをぬり、髪の毛は明るめの茶金。これでも秋色に染めたばかりだと言うのに。
最近目のまわりがやけに黒い。アイライナーの消費が激しいのはこのせいだろう。
口を開けば「早くクラブに行きたい」と言う17歳。
高校を卒業できるか微妙な出席率と下から数えた方が断然早いほどの勉強のできなさ。
週に3回は遅刻し、週に1回は休み、週に数時間は保健室でサボる。
趣味は引きこもり。暇があれば数時間かけてメイクをしたりと大忙しだ。髪型がいつも上手くいかないことが困り事らしい。
何かをするという動作が苦手。
友達をつくることも苦手。学校に行けばそんな自分の思いとは裏腹に、たくさんの人たちに声をかけられる。
彼女はひとりを好む。友達といるのも楽しいが、ひとりの時間を大切にする。
特技や秀でた才能はない。運動能力は下の下。
感受性は特出して敏感で強い。このことでよく悩まされている。
勉強はできないが頭は悪くない。
最近、深夜アニメを見始めたらしい。そのおかげで肌荒れが気になっている。
そんな彼女にも譲れないことがある。
文を綴るということだ。
これだけは彼女の手が動かなくなるまで、脳みそが動かなくなるまで。
ずっと続くだろう。
