地元の忘年会 | 朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶の由来は、朝寝坊して昼過ぎからのこのこと温泉に出かけていく習性に由来しております。

弁慶はなにかといえば、語呂合わせみたいなものです。

興味の幅がありすぎて、まとまりがありません。最近は京都に住んでいます。気持ち的にはです。

地元の方から美味しいお店があるから行かないかと誘われたのだが、なかなか調整が付かずに年の瀬となってしまったので、忘年会ということで食事会をやることになった。



弥蔵

この店らしき建物については、しばらく前から気になっていたのだけれど、ガラスで中から見えるから営業している間は近寄り難く、だからといって昼間に行っても店らしい痕跡は全て消されていて何だかわからなかった期間がある。

人伝に「1日1組しか予約を取らないお店」なのだと知ってからも数ヶ月。上記のような理由で連絡先もわからなかったので、利用したことはない。

もっもと弁慶が地元で予約をするとしたら、例の仲間の新年会か忘年会か暑気払いかしかないので、それほど機会があるわけではない。



店内は個室とカウンター席があるのだが、そのどちらにしか客は受け入れない。なんせ、1日1組なのだ。ちなみに1組とは何人なのだろうと聞いてみたところ、1人から、せいぜい6人、無理して8人なのだそうだ。

1人から良いと言われても、1万円の料理と飲んでも5、6千円と思われる弁慶では、とても気が引けて利用なんか、できるもんじゃない。

そう、メニューはお任せ1万円のみなのである。

それでは、当日の内容をご案内しよう。



白子の蒸し寿司

いきなりの蒸し寿司に、弁慶はちょっと期待をしてしまった。まさか京都でもないのに蒸し寿司が食べられるとはね。という期待な訳だけれど、蒸し寿司がどれだけのもんかと言われれば、特に望んで食べに行くまでの物でもないんだけど(爆)。もちろん期待は別のところ。

白子をご飯とよく混ぜて頂く。



あん肝

まあ普通にちょっと高めのお料理を頂いてます、という流れかな。



京都産、自然栽培の海老芋。柚子と合わせて頂く。

来た来た、京都😄

もしかして京都で修行した板さんなのかなという期待はさらに膨らんだわけ。



蟹団子の清汁

ここでは、何蟹なのか敢えてなのか、なんなのか、教えてくれなかった。

美味しい。



ここで刺身を切り分けてバランス良く盛り付ける。



右上にあるのは炭塩。

初めての経験😊



香箱蟹

おっと、香箱蟹だったんだね。香箱蟹なんて食べたことない😆



脚、外子、内子、みその四層構造にポン酢のジュレ。なんとも美味也。



箸休めにも手を抜かず、丹波の黒豆。



お酒は最近好みのアイラ系。

ラフロイグのクォーターカスクをわざわざ開けてくれたんだけど、普通の10年との違いはよくわからなかった😆



ずっと炭を起こしていたのはこの為だけだった!という、鰻。

岡山産天然物。



A4ランクの牛肉を群馬の誇る下仁田と下植木の合わせネギとセリとで鍋にしています。

上に振った山椒は兵庫産で、味だけではなく枝も混ぜて好みの量を擦り下ろしてますが、香りが強烈なのです。



〆のご飯は明太バター。

今回は4人なので1種類でしたが、5人からは2種類を用意して味の変化も楽しめるそうです。



味噌汁は赤だし。




デザートにも山椒を使っています。

帰りには余ったご飯はお土産にしてくれます。飲み代入れてイチヨンオールでした。

この山椒をふんだんに使うあたり、やはり京都で修行されたのかなと思うのだけど、結局聞かなかった。

今度行けたら聞いてみよう。

ね。