6年前、ライターとして活躍する高校同期永江朗君の姿を見て、彼にあって自分に不足しているものは何か(地頭の良し悪しはとりあえず無視)と考えたとき、ほとんど自分は文章を書いていないことに気が付いた。それなら「ブログにしちゃえ」と初めてから285回目の投句。仕事柄、人に文章を送ることはあるが、いつもそれが苦痛だった。でも最近はそうでもなくなったのはこのブログのおかげだと思う。今は自分の考えを書いているという感じではないが、ゆくゆくそうなればいいと思っている。ということで、今回のタイトル文。始めた頃はこんなに続くとは「夢にも思わなかった」。

 動詞句修飾 [to不定詞]で説明「目的」。ポンポンと後ろに並べれば説明シリーズの続き。

He went to England to learn English and other things. [to不定詞]がどのような説明を行っているかは文脈による。[went to England]なのだから「何のため」と目的が最適。I came here to learn.「学ぶためにここに来た」が日本語としては響きがいいが、「ここに来たのは学ぶため」が英語の語順。I meditate in order to reduce stress. [meditate]「瞑想する」の後ろが不定詞だと「原因」「結果」「根拠」なのかはっきりしない場合もある。だから「目的」以外に類推が及ばないようにしたいときに See your ID in order to prevent fraud. We apologize for the convenience. IDを見せろと言っているのだから、誤解させないようにしなくてはならない。

 [to不定詞]で説明「感情の原因」I’m excited to stat my new year in university. 主語のワクワクしている原因を[to不定詞]で説明している。Pleased to meet you.「喜びの原因」 I‘m Olivia.  She is embarrassed to be late. 「恥ずかしく思う原因」 I’m frustrated to have to start over. 「ストレスを感じる原因」。[start over]は「始めからやり直す」。

I’m surprised to see you here. I didn’t think you liked art galleries. (私見[at seeing]だったら驚きが増すのだろうか。私の実力ではなんとも)。Danny will be happy to know you are safe, I’ll call him and give him the news. [to不定詞]の後に節も置ける。

 [to不定詞]で説明「結果」。それほど多くは使われないが、重要な使い方。Did you always know you would grow up to be a famous writer. 過去時制で「結果」を表す役目をすることが多い。We got to know each other quickly.「わたし達はすぐにお互い打ち解けるようになった」。[get]の「動き」と[to]の「到達」が結果に結びついてい。We opened the box to find it with empty. 「結果の不定詞」には「見つかる」「わかる」との相性が良く、予期せぬ、しばしば悪い出来事との遭遇に使われる。She applied for a job only to be rejected. [only to]は「落胆の結果」。 I left my hometown never to return. [never to]「決してしない」。My cousin grew up to be a surgeon. She used to be so clumsy as a kid. [clumsy]は「不器用」。As I get older I’m getting to understand importance of good posture.  [posture]は「姿勢」。

 最後は[to不定詞]で説明「判断の根拠」。You must be rich to drive such a nice car. 助動詞[must]は話し手の「判断」を表し、その後の不定詞はその根拠となる。ここまでできれば上級者らしいが、正直ピンとこない。He must be brave to say such things.  You must be crazy to believe that. [must]とのコンビで捉えたい。Who are you to tell me what to do.「私に何をやれなんて言ううなんてあなた何様」。和訳するとかなりきつい表現となんるので使い方には細心の注意が必要だ。Allen says this is the best option. Who are you to question him.これまた同様にきつい表現。That was a bold move. You must be very brave to do that. Or very foolish.

四方山話編

 中富良野町のクライアントのところへ行った帰り、深山峠で車を停めて十勝岳連峰を写真に収めようと思ったが、あいにく雲がかかっていて絶景が望めなかった。そこで美瑛の「ぜるぶの丘」に寄ることに。私の家から車で30分もかからないところにあるとはいえ、なかなか行かないもの。こんなきれいな風景が身近にあることを喜ばなくてはならない。