今回は説明型、所謂[SVC]主語説明型。[be動詞]が典型だが、その後ろには様々な形の説明語句が続く。先ずは名詞、形容詞を説明語句として使う。

I‘m an art teacher.[be動詞]は単なるつなぎ言葉。意味は薄く、ゆえに弱く素早く発音され、短縮形が多用される。そして[be動詞]の前は主語とみなされ、その後ろは全て説明語句とみなす。この形が最も単純で捉えやすい。He is a consultant.  You are an adult.  They are amateurs. [be動詞]の後ろに名詞を配置。I’m disappointed. [be動詞]の後ろに形容詞を配置。もう少し例文を。Hi. I’m Susan. I’m reporter. May I ask you some questions? 平易な文だが、私の説明を意識する。[may]は上下関係が感じられる。My dad is worrier. He gets nervous about everything.  You are safe. Nothing bad will happen to you here. [safe]は形容詞。[safety]ではない。

 次は前置詞句を説明語句に。説明型は説明語句に様々な表現を使えば、多岐にわたる内容が表現できる。気楽に何でも説明語句の位置にポンと入れる自由度の高さを味わいたい。She is behind the sofa.  He’s in the kitchen.  You’re near the exit.  I’m on the train.  I’m from Tu city.  [be動詞]の直後に前置詞句が来るのは、初学者にとって違和感がある。しかしこれは、いたって普通の文だから気にしない。I’m in seat four A. Where is your seat? 日本語では「Aの4」だが 英語は語順が反対。ここが難しい。You are on thin ice.  Be careful what you say. 今回のタイトル文。日本語でも英語でも「薄氷を踏む」と似たような表現があることは、必ず分かり合えると思えてくる。 

 もう少し説明型の自由を広げ、「不定詞」で説明。

My main goal is to survival on Mars for two years. [to不定詞]の[to]は矢印のイメージ。これからのニュアンスがあり、[goal]とはベストコンビネーション。[aim] [target] [plan] [purpose]等とも相性がいい。You’re all to be here by ten.[to]のこれからが指示、命令に繋がる。 The prime minister is to visit the United Stats. [to]のこれからが訪問予定。If you are to succeed , you must work hard. [to]のこれからが意図に。Our purpose is to collect information. All of your answers will remain anonymous. 「匿名は守られます」。[remain]は[stay]より固く響く。To see is to believe. Can you demonstrate your idea. 「百聞は一見に如かず」。

 最後は[ing型]。進行形と呼ばれる形。進行形は通常[be動詞+ing型]と説明されるが、「~している」は[動詞ing型]が担っている。この形は説明型の説明語句が[動詞ing型]と考え、I‘m happy.と変わりのない文と考えることが多様な使い方に繋がる。We are eating lunch.  He isn’t listening.  Are you paying attention? My hobby is collecting stamps. 不定詞よりリアル感あり。Why are you putting on makeup?[put on makeup]は「化粧する」。説明語句が[動詞ing型]と考えれば、The man standing over there.のような、所謂現在分詞の後置修飾も違和感なく理解できるようになる。

四方山話編

Kichijyouji makes me think of my youth. 井の頭線に揺られ終点吉祥寺駅。電車を降りて改札に向かうところは昔とほとんど変わらない。北口は大分ゴチャゴチャしたが。近鉄デパートがなくなってもう久しい。そんな中、昔と変わらず、jazzライヴハウス「sometime」は健在。入口の周りは全く変わってしまったが、入り口からその下は昔と何も変わらなかった。(トイレも昔と同じ和式トイレ)。今回の旅で思ったが私の行くところ行くところ年齢層が高い。お客様の中には40年ぶりと私と同じ境遇の人もいた。

 ボーカルは風格のあるフィリピン女性シンガー。一見上沼恵美子かと思ったが、歌い始めると流石ジャズシンガー。カッコ良く1時間ライブを楽しませてくれた。子供たち夫婦と自分の青春を重ね合わせたことは至極の時間だった。