今回はどの基本文型にも共通な基本要素「主語と述語動詞」。日本語には見られない特徴に触れていく。先ずは主語を言ったらすぐ動詞。She speaks a little Japanese.

文の基本は「主語+述語」。英語も日本語も変わらない(私は全く知識を持たないが、中国語もアラビア語も韓国語も同じはずだ)。ただし語順が違う。日本語では文末に述語動詞が置かれるが、英語はすぐ後に置く。「主語を言ったらすぐ動詞」。日本人が英語を話すとき、誰もが違和感を覚えるこの語順に慣れなくてはいけない。また、英語の時制は動詞の語形変化で表すので、口から出すときに時制も決まっている必要がある。だから「主語を言ったらすぐ動詞」を頭で覚えているだけではだめ。何度も何度も音読を繰り返さなくてはならない。先の例文She speaks a little Japanese.これを訳すことは難しくないし、英作文するのも然り。ただ日本語を介さないで作れないと会話では使えない。May lives in Portland. She wants to come to Japan.  Pole drives a nice car. どれも簡単なフレーズだが「主語が来たらすぐ動詞」を意識して音読暗唱することが大切だ。

次は[be動詞]。[be動詞]は実質的意味のない「つなぎ言葉」若しくは「イコール」。だから素早く小さく発音され、会話では短縮されることが多い。主語により、現在形では[am][is][are]。過去形では[was][were]。主語と時制を無意識に素早く決定しなくてはならない。I‘m a slacker.「私は怠け者」。[I‘m]は素早く速く。[a slacker]ゆっくり大きく発音。このリズムを身につけなくてはならない。[She’s][He’s][Roksy’s]、[a fighter]。 [We’re][They’re]、[friends]。[You‘re][You guys are] 、[great]。[You guys]口語では複数形を明示する。

次は長い主語に慣れる。The phone behind your computer is yours right.

「英語は配置の言葉」。動詞の前に置けばどんなに長くとも主語と認定される。だからThe phone behind your computerまでがこの文の主語。安心して大きな塊を主語の位置に置けなくてはならない。The meeting from 4 p.m. is very important. [from]は起点から離れる動きを表す前置詞。The bag on the left is mine. 右側、左側は前置詞[on]。中々[on]は思いつかない。The clothes in the basket are clean.  The tables around here are all full. The neighbors above me are so noisy.

最後は無生物主語に慣れる。That ads says.直訳すると「その広告が言うには」と少し不自然に響くが、英語では完全に自然な文。日本語では「その広告に書いてあることは」ともって回った言い回しになるが、英語では直接的に表現。無生物主語は文をコンパクトにする優れた方法だと言える。What does that sign say ?  The news made us happy.  This road takes you to the coast. [take]+「人」+[to]は人を何処々に連れていく。 Seatbelts prevent injury.  The machine ate my money. 「機械がお金を食べた」と変に聞こえるが、いたって普通に使われる。The ATM will ask for your pin. コンピュータでお馴染みのpinコードは[personal identification number]の略。暗証番号だ。

これら以外の文法事項をまとめて、

We have a lot of room. この[room]は不可算名詞で「空間」。だから数を基本とする表現[a][an]若しくは複数形にすることができない。もちろん部屋の意味であれば[a room][rooms]。

Let’s get on the train. 前置詞は[in]ではなく[on]。公共交通機関は[on]という人もいるが、大西先生は「あれだけ大きい乗り物になると」と表現していた。

四方山話編

 金曜日から上京していて、月曜日のUP時間が遅れてしまった。楽しい旅の写真を数回に渡って掲載していきたいと思う。