3月で5年間拝聴してきた、東京外語大教授投野由紀夫先生のNHK語学講座基礎英語3が終了しました。思い返せば6年前、国際化の波はいつか自分の仕事にも影響を及ぼすという漠然とした思いから、就業規則を英語で作らなくてはと意気込み、数研出版青チャート高校英文法を買って勉強を始めました。それに伴い耳も英語に慣れるため、ユーチューブで様々なツールを探しているうちに、このラジオストリーミングに出会いました。

 年度ごとに指向が凝らされ、1年目はアンドロイドが主人公、2年目はアメリカミネソタが舞台、3年目は地方の老舗旅館、4年目はロボットが人間らしく成長していくお話、そして最後は、日常の様々な場面に登場人物を変えながら描いていくものでした。そして和訳のコツも一コマ追加。とても分かりやすく構成されていて、投野先生には本当に感謝申し上げます。

 高校時代、全く英語は勉強しなかった私、大学にも進んでいないので、この6年間はちょうど高校終了、大学3年生ぐらいのレベルにあると思います。英検2級(高校卒業程度)はクリアーし、前回準1級(大学卒業程度)に初めて挑戦しましたが全く力不足。後1年で大学卒業ぐらいの期間となるので、そのころまでには合格したいと思っています。

 それにしても私は英語が苦手です。夏目漱石や村上春樹は、日本語でも英語でも小説が書けるそうです。またテレビで活躍する外国人タレントの中には全く違和感なく日本語を使う人がいます。(パックンやデーブはわざと下手にしているかも)彼らだけではありません。AEONのビデオ講師も本当に日本語が上手いです。日本に住んでいるから上手になると言えばそれまでですが、語学に才能があるとしか思えません。AIが、東大合格を目指していましたが、その研究が断念されました。その理由はやはり語学だったそうです。語学には理屈ではない何かがあるような気がしてなりません。

 英検準1級レベルになると英語を日本語に訳していては太刀打ちできません。そのまま英語で理解し、英語でアウトプットしなくてはなりません。これが私には非常に難しいのです。文の構造を見つけ、分からない単語は辞書で調べれば訳せます。一度紙に書く時間があれば話せます。3回聞けばだいたい話していることは理解できます。しかしこれではだめなのです。

 今はユーチューブで、たくさんの英語の歌に触れることが出来るようになりました。昔はCDを買って訳詞を読んで歌の内容を理解したものですが、本当に簡単になりました。若いころ聞いていた曲でも直ぐにアクセス出来ます。アルバートハモンドの「カリフォルニアの青い空」(私の結婚式に使いました)、シカゴ「Saturday in the park」(ピアノがカッコイイ),ビリージョエルの「素顔のままで」(メローなサックス)、ボズスギャックス「We are all alone」(Fade into lightのピアノソロがいいです),スティービー、カーペンターズ、クラプトン、オリビアニュートンジョン、マイケルジャクソン等のポップス系から映画音楽、Jazzナンバーまで歌える曲は50を超えたと思います。最近はハーモニーにも挑戦し「Endless love」「That’s what friends are for」もマスターしました。(今はコロナ禍でカラオケなどトンでもありませんが、いつかスナックで自慢げに歌いたいと思います。果たしてその日は来るのでしょうか)

 しかし、これだけ歌えたとしても、日本語で歌うように感情がうまく湧いては来ません。訳詞のような気持になれないのです。今は発音の練習と思っていますが、いつかは日本語の歌と同じような感覚で歌えるようになると信じて、レパートリーを増やしたいと思っています。

 

四方山話編

 無性にラーメンが食べたくなり、土曜日妻と二人で3条蜂屋に行きました。妻は札幌生まれ札幌育ちなので札幌ラーメンかと思ったら、今はすっかり旭川ラーメン派です。昔東京に住んでいたころ帰省して蜂屋で食べた時、魚臭くて食べられませんでしたが、旭川に戻ってくると不思議と美味しいと思えるのです。底の見えない黒い焦がしラードスープと油のないチャーシュー、やはり唯一無二、孤高の存在感です。外国人観光客がいないので空いていると思ったら、地元のお客さんで満員でした。でも値段を見てびっくり。このラーメンが800円、高。メニューも英語、中国語、韓国語で表示。すっかり観光客相手になっていました。「地元に愛される店にしないと、いつか廃れますよ。」値段は600円、せいぜい650円がいいところですかね。