「人生で2度」。その時までに何度経験したかを表す表現。シンプルでカジュアル。
今回は、大変よく使われる副詞[so]から。I‘m so tired now after the conference. [so]は多彩な機能を持っ。「だから」という使い方からも分かるように、イメージは矢印。この例文では程度副詞(とても・大変)として使われているが、「だから」の余韻が感じられ、今はとっても疲れている。だからというつながりを仄かに生んでいる。I’m so happy.この[so]を長く発音することがある。それは[very]等よりも容易に感情が乗り易いからだ。She was so impressive that I think you all should meet. [so~that]は「大変~だから、~だ」というフレーズを作るが、[very]などの単なる強調ではこの形は作れない。[so]の「だから」の余韻の上にthat以下の節が展開されている。I helped him so he could pass the exam. [so]の後ろに節を置いて目的を表すこともしばしばある。[so]の矢印のイメージがそれを可能にしているのは言うまでもない。I hope [think] so. これまでの話の流れを[so]が受けている。So do I も同様。
The movie was really good. It was so good , in fact, that I saw it in the theater twice. It deserves an award. Well at least I think so.
次は[too][rather]. It‘s too cold to go outside. 「とても~」という副詞はたくさんあるがこの二つは特徴的だ。先ずは[too]。この副詞は異色。単なる強調だけでなく限度を超えていることを表す。従って「寒すぎる」となる。This is too long to finish in one day. [not]もないのに否定的な意味になるのは「過ぎる」から。「このスープ暑すぎる」と言われたら「飲めない」と浮かぶのは常。何ができないかをto以下が示している。It’s rather cold for April , isn’t it ? [rather]は[pretty][quite][fairly]同様[very]より少し弱い程度表現だが、しばしば対比のニュアンスがある。「思っていたよりも」という意味合いを含む。I usually drink tea rather than coffee.[than]とは良いコンビ。I‘d rather work than take a taxi. {would rather}は「できれば~したい」。
I’d rather meet with you tomorrow, if it’s all right. I’m rather swamped today. I’m a bit too busy to be able to squeeze you in. [swamped]「てんてこまい」。[squeeze]「スケジュールに無理やりはめ込む」。
次は[ever]。非常に頻繁に使われる副詞[ever]はイメージの正しい理解が必要。Have you ever been there? [ever]が現在完了形と共につかわれ、「経験」を表す典型例。「今まで」「これまで」と訳されることが多いこの副詞のイメージは[at any time]「いつの時をとっても」。だからこの例文は、特定の時期を問わない疑問文。従ってI have ever been there. は不自然。「私はいつの時点でもそこに行ったことがある」とは言わないからだ。It was the most interesting castle I’ve ever seen. 最上級の範囲指定の例。I’ve been interested in English ever since I was a child. [ever]は[since]の強調。Do you ever stay up all night working? 現在時制では習慣を聞いている。「時にはすることがあるのか」程度の質問。You can do whatever you want. [whenever][wherever][however]。[ever]の限定を置かないニュアンスがwh語と結びついている。
Carol, do you ever leave the office? Whenever I get here , you’re already at your desk. I don’t think I’ve ever gotten here before you.
最後は[never][hardly ever]。I’ve never been there. [never]は[ever]の否定。「いつの時点をとってもない」から「全くない」「決してない」。さてここで頻度副詞の文中の位置取りを確認する。I never saw that movie. 頻度副詞は様々な位置に置かれるが、基本的位置取りは指定ルールに従い、前置き。後続の頻度レベルを指定する。典型的な否定表現[not]と同じ位置取り。He is never late for class.[be動詞」の後ろ。I‘ve never been there. 助動詞の後。 I hardly ever watch movies anytime. [hardly ever]は「めったにない」。一語として覚えよう。[rarely]と同じ。[seldom]は少し古めかしくて会話ではあまり使われない。
I’m really enjoying my new job. I hardly ever work over time , and I never work on weekends. It’s very difficult from my last position.
四方山話編
先週木曜日、印刷関係にいたころの社長達とオンライン飲み会(私はノンアル)。交流は45年を超える古い仲間。近況やこれからのことの意見交換をしながら、人の歩みは若い時からの思いや、興味、生き方がそのまま表れるものだと再認識。
土曜日は妻がとんかつを作ってくれた。ひれ、ロース、肩ロースと3種類を用意し食べ比べ。我が家では肩ロースが一番おいしいという結論に。またセリが安く手に入ったのでオヒタシにしていただいた。上品な味がこの野菜の持ち味。


