はじめて娘が夢の中に…


『生きてたの〜?

 本当に?

 ママ寂しかったんだよ〜えーん


泣きながら娘に話しかけて、 


娘は、

『わかったよ〜、

 うん、ほら爆笑


と私に顔を近づけて、ニコッと笑って…


『じゃ、振袖着てよ!』

(振袖買って準備してて、

 すごく楽しみにしてたはずだから)


『着る着る〜おねがい


あー、良かった、

娘が生きてたんだ…、


そんなふわっとした目覚めでした。


目が覚めて、あ、やっぱり夢か…、

久しぶりに会えた嬉しさと、

現実の寂しさで、

一日中頭がボーっとしてて、

とても疲れた…。


娘の笑顔が忘れられない…

やっぱり振袖着たかったよね、

髪飾りも、つけ襟、重ね襟、帯締め…、

いろいろ悩んで、選ぶの大変だったもんね、

ママの振袖も着たい〜、って言ってたよね、

一緒に着物着て写真撮る約束もしてたのに…。


あの日、あの瞬間…

思い出したくない記憶が

私の心臓を掴んで離さない

助けてあげられなくてごめんね、

一緒に居てあげられなくてごめんね、


寂しいよー、会いたいよー、

頭撫でて、抱きしめたい…。

夢の中じゃなく、

現実の娘に会いたい…

まだ思い出には出来ないよ、


でも、

夢の中でニコッと笑ってくれて、

ありがとう

大好きだよ!