先日帰省した時に知ったのだが、実家の猫がお亡くなりになっていた。
我が家のにゃんこよりも1歳若かったのに・・・。
たしかに前回5月に見たときにはかなり痩せてスリムになっていた。
もともとはかなり太っていて、腹なんて地面に着きそうな猫だった。
最期はあまり動かなくなり、あまり食べなくなり、あまり飲まなくなったらしい。
かつて無理やりなつかせようとして膝の上に乗せたまでは良かったが、猫を膝から下ろして立ち去ろうとした瞬間、膝の裏に激しい痛みを感じた。
猫に後ろ姿を見せた瞬間、立ち去る私の足をガブッと噛んだのだ。
ほどなくして痛みは消えたが、膝の裏側は長いこと紫色に変色したままだった。
それ以来、実家の猫が苦手になってしまった私。
だけどそれも今は昔のお話。
だが、亡くなったことよりも驚いたのは、猫関連のモノがすべて片付けられてなくなっていたこと。
もはや猫を飼っていたという痕跡はどこにも無かった。
もう実家では猫を飼うことはないのだろう。
ずっと猫の世話をしてきた父親と母親は高齢だし、母親はアルツハイマーだから無理な話なのだ。
だから、あの家で猫が飼われることはもうないのだろう。
しかし、実家に猫がいなかったのに、なぜか不自然に感じなかった。
私にとって恐れる存在がいなかったのでそこはとても平和だったし、猫のいない実家の縁側はいつもより明るく感じた。
それが何気に寂しく感じられた。