先日、駅に用事があったので会社から歩く。大体10分ぐらい。いつもは車のドアツードアな生活ですが、この日は駅経由で飲み会の場所へ動くつもりだったから、歩く。

途中、抜け道というか、車があんまり来ない路地みたいなところを抜けていたら、後方から私の名を呼ぶ声が。

振り返ると、隣の部署の後輩。なんかぜいぜい息切れてる。

どうした?

何でも自分も電車でこれから出掛けねばならず、しかし、まだ早い時間帯だから同じ部署の人に「送って」とも言えず、歩いて行こうと会社を出てほどなくして私の姿が前方にあるのを発見。

走ればもちろん追い付くけど、歩いていてもまあすぐに追い付くだろうと後方から私を見据えているものの、歩けども歩けども距離縮まらず。どころかぐいぐい先を歩く姿を見て追い付こうと早歩きするものの縮まらず。

遂に声を掛けた、と。

ぜいぜい言いながら「歩くの早いっすねえ」と汗だくになりながら追い付き、深呼吸してました。

歩くの早い?
早いよねえ。

高校時代からなんだ。こんなに早歩きになったの。

高校の時入っていた剣道部は朝練がありました。
しかし、それは防具つけてガッツリ稽古するスタイルではなく、ジャージとかに着替えて竹刀一本持って道場でストレッチ&素振り。腹筋100回とか腕立ても100回ぐらいやったのではなかろうか。あとは素振りを何パターンか。これで大体15分。終わって着替えて毎日朝のホームぎりぎりに駆け込んでいた私たち。

本数の少ない電車通学生が多かったので、その時間を基本に朝練も部活の時間も組み込まれていて。そうなると、夕方の稽古も1時間半ぐらいしかできないんですよね。とはいえ、詰めてあれこれやったから無茶苦茶きつかったけど。毎日体力の限界までわずか1時間半で追い込まれていたわけよ。(野球部などは「いいな~1時間半で終わって」などと言っておりましたが、あんたらの3時間練習に匹敵するかそれ以上だったと思うよ)

しかし、やはりそれだけたでは心もとない。

ということで、人が20分かかる高校最寄りの駅から学校までの通学路を15分で行かねば間に合わん。

と言うことになり、必然的に歩くの早くなりました。

引退したらそんなに慌てて行かんでいいんだけど、習慣というのは恐ろしく、なんとなくたったか歩かないといけないような気になるんだよねえ。

という習慣がかれこれもうン十年😅

しかし、年取ってあちこち弱っているはすだから、くれぐれもこけたりつまづいたりしないように心せねば。