3月末に自宅で倒れ、腰部圧迫骨折で地元かかりつけ病院に入院した実母。

5月の下娘の発表会を皮切りに、以来、2~3週間に1回、1泊2日または2泊3日の割合での外出、外泊許可も出るようになりました。
入院当初は個室だったのが、最初の外泊後から2人部屋となりました。

入院患者、もれなく高齢者。
別に高齢者専用の施設でもなんでもなく、れっきとした総合病院なんですけどね。個人経営ではあるけれど。

うちは兄や我々家族がほぼ毎日面会に行っておりますが、他の患者さんはそんなに来てないっぽいな。
ま、完全看護だから、基本、家族は週に1回洗濯物を取りくくればいいというシステムなのですが。

腰部圧迫骨折で運ばれた実母ですが、前後して認知症の疑いもあります。
通院している頃から言葉が出ない、物忘れをする、怒りっぽい(ま、これは今に始まったことではない。常に不平不満の塊のような人だからさ)という症状はありました。
それと、骨折の遠因にもなっていると思うんだけど、膝の痛みがひどくて、歩くときや立ったり座ったりの動作が痛くてままならない→歩くとき足が上がらない→そんなに段差ないのに、ささいなもの(ざぶとんとか)につまづいてあぶない(ま、実際そうやって室内でこけてしまったわけですが)

圧迫骨折は治癒しているようです。
なので、今はリハビリで歩行がスムーズにできるような訓練をしています。

が、あんまり真面目にやっている風ではありません。

実母、すごく気が強く、絶対に折れない人。言葉尻や態度に反応して、本論そっちのけで、そのことを責める、責める。
もともと学校の先生で(しかも、先生は絶対的存在だった昔の古き良き時代の)上から物事を言ったりしたりすることが日常と化した、言い方悪いけど支配者気質だから、リハビリの指導をする担当や看護師の言うことをおとなしく素直に聞くような人ではありません。

これ、必ずしも悪いことではないと思います。
看護師にもいろんな人がいるからさ、あきらかに「そりゃあんた(看護師)の言うことがおかしいんじゃない?」というような態度の人もいるからね。
必ずしもだれにでもおとなしく、素直に「はい、はい」と言えとは言わない。
言わないけどさ、「そんな言い方したら火に油では?」とか、売り言葉に買い言葉みたいな感じで、暴言を吐いたり毒づいたり...。

実の子の私ですらカチンとくることも多いので、どっちもどっちな部分もあるんです。

でもさ、この状態で退院となっても、私たちもだけど、何より実母自身も困るよ?(自分では困らないと言い張っているが)
だって、日中は1人で過ごすわけだからさ。トイレはかろうじていけるようですが、食事の支度なんかもう無理だもの。

作り置きのおかずをという手もあるけれど、電子レンジもまともに使えないようなありさまじゃ、とてもじゃないけど1人にしておくわけにはいきません。

例えば昼間、デイサービスみたいな施設に行ってくれるならまだ安心ですが(でも、夕方帰ってくる時間に誰もいない可能性も大)、なにしろこんな性格なので、多分トラブるだろうし。(それ以前にそんなとこ行かない!と突っぱねますね、きっと)

ということをこんこんと言い含め、せめて足腰をもう少し動くようにリハビリをして、足がある程度上がるくらいに歩けるようになったら、退院してもいいんじゃない?ということを、それこそほぼ毎日こんこんと言い聞かせております(苦笑)←行くたびに、「もう病院いやだ」「帰りたい」「まだここにいないといけないのか」と繰り返すもんで。
私が行ったときに少なくとも2~3回は言ってる。
ちなみに兄や、今東京から手伝いに来てくれている叔母にも。叔母は昼間、結構長い時間付き合ってくれているから、きっと私らの10倍ぐらいは聞かされていると思う。

しかし、都度都度言い聞かせるものの「でも...」「だって...」とまったく聞く耳持たず。
何度も言い含めて最後はしぶしぶ承知するものの、次の日はまた同じことの繰り返し。

自分では何でもできると思っているところがね...。
リハビリをきちんとしたら、足が上がるようになって、比較的よく歩けてるかな?と思うときもあるんですけどね。

しかし、ここんとこまた症状が進んだようで、ただでさえ出ない言葉がますます出なくなってきた。
話す時も、ろれつが回っていない時もあるし。

これ、あきらかに脳内の何かが症状が進んだってことですよね?

病院では脳の老化?を防ぐための点滴を追加していますが、あんまり治った風には感じられないな。
てか、症状が回復するってことはないんじゃないだろうか。

せめて何を言っているか聞き取ろうと耳を傾けるけど、話題があちこち飛んだり、聞き取れなかったり、聞き取れてもそもそも意味不明だったり(苦笑)

そんなときはとりあえず「そうだね~」と言ってるけど、なかなかこれは大変だぞ。

と覚悟を迫られております。