「僕はダメだ、もう終わりだ」
 
 
「そんなことないよ!大丈夫だよ!」
 
 
 
この会話、一度はなされた方が多いのではないでしょうか?
子供から否定的な発言を聞くと励ましたくてこんなセリフを親なら言いますよね。
 

丸山さんはこのように書いています。
 
「肯定」とは、「否定しない」ということです。たとえば「本人の自己否定感を否定する」ことは、そのとおり「否定」なのです。否定の否定は「肯定」ではなく、やはり「否定」です。
 
 

ハッとしませんか?
私は何度もこれをしていました
 
親が「それでいいよ」「否定することないよ」「駄目じゃないよ」と本人に言っても、それで自己肯定感がよみがえることはまれだそうです。
 
だからそんなセリフが聞こえた時には「そうなんだ〜」「そう思うのね」と、極端なことを言えば黙っていた方がよいのです。
うわべの言葉を言うよりは黙っていた方がよいということですね。
 
でも何も言わずにどう対応したらよいか??
 
 
言葉で伝えるのではなく「常に家族の一員として認め、大切に思っている」という態度と接し方に徹すること、言い換えれば"肯定オーラ"を送ることが大切です。
 
いつまでも暴力や暴言が止まない、無茶な要求をし続けてくる、、などは親が心にもない反応をしてくるもどかしさの表れかもしれません。
 
掻い摘むとわかりにくいですね。
このあたりは第7章に書かれています。
ハッとすること、そうだったのか、、と思うことが詰まっています。
 
そしていずれ本人が過去の不登校体験を肯定することができた時、この先にもし失敗してもつまづきにくいとも仰っていました。
 
不登校や中退をした息子は、またきっと何かあれば心が折れて同じことを繰り返すのではないか、、と私はいつも不安でした。
でもそんな心配はいらない。
きっといらないのだと思いました。
 
読書会を終えて を3回にわたりシェアしてきましたが、今回で終わりです。
このシリーズは先日の読書会で話題になったことを中心にお話ししました。
いつもは、私たちの会の中で話された内容については他言無用というルールなのですが、今回は参加者の皆さんに許可を頂き、こうしてシェアさせていただきました。

記事を書くにあたって、改めてこの本をめくってみたり、会の中味を振り返ったり、スタッフの中で、これはどういう話だったけ?みたいなやりとりしたり、、、と私たちにとっても良い復習の機会をいただきました。

 
参加者の方からこんな感想が寄せられました。
 
本には思いを引き出す力がある。

 

本当にそうだと思います。

著者の方にご参加いただくという幸運を得ながら、ピアなグループでニーズに添った本を読む醍醐味を今回私たちも存分に味あわせていただきました。

 

個別のケースに添ってのことでもあり、どんなときにもこれが正解というものではなく、ご自分のケースには当てはまらない ということも勿論あると思いますが、そのずれのようなものはこのブログを読んでくださった方お一方お一方が認識していただいて、なにかの参考としていただけたら幸いです。
 
なんといっても やはり本を最初から読んでいただくことがいちばんですね。
 
本の最後にはとっても大切なことが書かれていますのでぜひ読んでいただきたいです。
その部分は手にとってみられる方のお楽しみ ということで。。
 
以上シリーズ記事、お付き合いいただきありがとうございました。
 
 
 
 
 
 今後の予定 四つ葉四つ葉四つ葉四つ葉四つ葉

 

 

11月オープンカフェ(申込不要)

日時:11月10日(土) 13時~15時くらい

お好きな時間(14時30分頃まで)に気軽にふらっとお立ち寄りください

場所:神奈川県立青少年センター2階

         青少年サポートプラザNPO活動室1

参加費:100円

 

 

 

12月  お食事会 詳細は後日

 

 

 1月オープンカフェ(申込不要)

日時:1月12日(土) 13時~15時くらい

お好きな時間(14時30分頃まで)に気軽にふらっとお立ち寄りください

場所:神奈川県立青少年センター2階

         青少年サポートプラザNPO活動室1

参加費:100円

 

 

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